beacon

町田内定FW佐藤大樹が劇的FK弾!法政大が東洋大を逆転で下し4大会ぶり5回目総理大臣杯V

このエントリーをはてなブックマークに追加

[9.5 総理大臣杯決勝 東洋大1-2法政大 味フィ西]

 第45回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの決勝が5日、味の素フィールド西が丘で行われ、法政大東洋大を2-1で下し、4大会ぶり5回目の優勝を飾った。

 試合開始直後から法大が一方的に攻め込んだ。しかし東洋大が落ち着いた守りで跳ね返すと、前半11分、ファーストチャンスでゴールネットを揺らす。東洋大は右クロスに主将DF神山京右(4年=横浜FCユース)が競り勝つと、浮き球となってファーに流れたボールにMF梅津凌岳(4年=京都橘高)が左足ダイレクトで飛び込む。強烈シュートがゴール右に突き刺さり、先制点が生まれた。

 しかしその後も法大が押し込む展開は続く。サイドの揺さぶり、DFの背後を狙った攻撃でチャンスを量産すると、前半41分、右サイドの崩しから波状攻撃を仕掛けると、ゴール前に飛び込んだMF松井蓮之(4年=矢板中央高/川崎F内定)がダイレクトシュートでGKのニアを抜き、同点に追いついた。粘り強く守っていた東洋大だが、前半最後に我慢しきれなかった。

 後半開始と同時に法大はMF吉尾虹樹(2年=横浜FMユース)、同12分からFW飯島陸(4年=前橋育英高)、同18分にMF中川敦瑛(1年=横浜FCユース)を投入して攻撃の圧力をさらに高めていくが、同12分の左サイドを突破した松井のクロスから生まれた連続シュートの場面は、東洋大DF陣にことごとくかき出されてしまう。これにはコロナ禍で制限された観客席からも感嘆の声が漏れた。

 一方の東洋大は後半25分から今大会初のベンチ入りとなっていた切り札のMF横山塁(4年=FC東京U-18/山形内定)を投入。同38分にはエリア内でMF高柳郁弥(3年=大宮ユース)が倒れるが、シミュレーションを取られてしまう。

 するとこのまま延長戦に突入するかと思われた後半アディショナルタイム3分、法大は中川のスルーパスに反応したFW佐藤大樹(4年=札幌U-18/町田内定)が倒されてゴール前右でFKを獲得。これを佐藤自らが狙うと、左足から放たれたシュートは壁を越えてゴール左隅に吸い込まれていった。

 前回19年度準優勝から、昨年度の特例全国大会アタリマエニカップ、今年度に入っても天皇杯東京都予選、総理大臣杯予選のアミノバイタルカップとことごとく決勝で敗れてきた法大だが、劇的勝利でシルバーコレクターに終止符を打った。

●第45回総理大臣杯特集

TOP