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ハット達成ベイル、“約2年”の沈黙破り貢献「すべてが逆風だった」

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ガレス・ベイルがハット達成

 ウェールズ代表FWガレス・ベイルはベラルーシ戦でハットトリックを達成。旅費やピッチの問題を乗り越え、勝利をもぎ取ったチームを称賛した。『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 ウェールズ代表は5日、カタール・ワールドカップの欧州予選第5節でベラルーシ代表と対戦し、3-2で競り勝った。ベイルがハットトリックを達成してチームを勝利に導き、約2年間続いていたウェールズでの無得点記録に終止符を打った。

 ベイルは2019年10月のクロアチア戦で得点して以来、代表では16試合連続で得点がなかった。なおベイルは2022年W予選におけるウェールズ代表の5つのゴールすべてに関与している(3ゴール、2アシスト)。『スカイ・スポーツ』のインタビューで、「大きな勝利だった」と語っている。

「すべての試合が重要だけど、勝って当たり前とされている試合というのは、おそらく最も戦いづらいものだ」

 今回、ウェールズ代表は負傷者やビザの問題、出場停止、新型コロナウイルス感染症といった問題に加え、チームを率いたのがロブ・ペイジ暫定監督、しかも本来なら代表に選ばれるはずの選手が最大11人も欠いた状態で戦い、勝利を掴み取った。さらに、UEFAが中立地としてカザンを選んだことで、ウェールズ代表はミンスク政府への制裁のためにベラルーシに空路で入国することができなかった。

「すべてが不利な状況で、前半は決して良いものではなかった。だけど後半は状況を一変させ、前に出ていくことができた」

「FWマーク・ハリスが試合に大きな影響を与えたと思う。EURO2016の予選第1試合のアンドラ戦のように、今回ゴールを決めたこの勢いを維持し、次の試合につなげていきたいね」

「予選はまだ終わってない。非常にレベルの高いベルギーには負けてしまったけど、重要なのは他のすべての試合に勝つことだ。前半のパフォーマンスが十分ではなかったことはわかっている。だけど後半は修正して立ち直り、それぞれの個性を発揮して結果を出すことができた」

「頭の中ではEUROでのPK失敗のことを考えていた。だけど今回の2得点は重要だったから、本当に良かった」

「勝ち越し点は、最後の力を振り絞って決めたもので、とても嬉しかったよ」

「移動やピッチコンディションという意味で、すべてが僕らにとって逆風だった。だけどそれは現実として受け入れるしかない。ありがたいことに、僕らは勝ち点3を獲得し、予選突破につなげることができた」

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