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サンパウロ「彼は練習に参加しなかった」東京五輪で金メダル獲得のD・アウベス、プレー拒否でクラブに別れ

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東京五輪で金メダルを獲得したDFダニエウ・アウベス

 サンパウロ(ブラジル1部)は10日、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(38)が同クラブでプレーしなくなったことを発表した。

 ブラジル『ウニベルソ・オンライン』など複数メディアによると、サンパウロはD・アウベスに対して給与など約1100万レアル(約2億3000万円)の未払いがあり、本人がプレーを拒否していたという。

 クラブ公式サイトに掲載された記者会見の動画の中で、フットボール・ディレクターのカルロス・ベルモンテ氏は次のように説明している。

「ダニエウ・アウベスとミランダはブラジル代表チームに帯同しており、次の試合に向けた今日(10日)のトレーニングに参加しなければならなかった。ミランダは参加して通常のトレーニングを行ったが、ダニエウ・アウベスは参加しなかった。彼の代理人は、金銭債務が解決されるまで、彼が戻ってこないことを私たちに知らせた」

「サンパウロはその債務を認識し、先週、妥協案を提案したが、受け入れられなかった。交渉は引き続き法務部門と財務部門が関与する。サッカー部門の観点から私たちは決定を下し、ダニエウ・アウベスがサンパウロでプレーできなくなることをエルナン・クレスポ監督に伝えた」

 2001年に母国のバイーアでプロ生活を始めたD・アウベスはセビージャ、バルセロナ、ユベントス、パリSGと欧州の名門クラブを渡り歩き、19年8月にサンパウロと22年12月までの契約を締結。右サイドバックを本職としてきたが、背番号10を託された同クラブではトップ下でもプレーした。

 いまだ年齢による衰えを感じさせず、今夏の東京オリンピックではオーバーエイジ選手としてブラジルの金メダル獲得に貢献。来年のカタールW杯参戦を目指しており、今月の南米予選にも出場していた。

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