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今夏はケイン獲得失敗…ペップが語るストライカーの重要性「次の年には必要」

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ジョゼップ・グアルディオラ監督がストライカーの重要性を語る

 マンチェスター・シティジョゼップ・グアルディオラ監督が、ストライカーの重要性を語っている。『ガーディアン』が伝えた。

 今季プレミアリーグ連覇と悲願のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇を目指すシティ。開幕戦は落としたものの、以降の公式戦は無敗(5勝1分)。そして25日の第6節では、タイトル争いのライバルと目されるチェルシーと激突する。

 シティは今夏にFWセルヒオ・アグエロが退団したため、新たなストライカー獲得に動いていたことが複数メディアで伝えられていた。トッテナムFWハリー・ケインをトップターゲットとし、1億ポンド以上の移籍金を提示していたようだが、移籍は成立せず。これまでの試合では、本職がウインガーのFWフェラン・トーレスを最前線で起用する試合が多くなっている。

 しかし、グアルディオラ監督はストライカータイプの選手を欲していたようだ。チェルシー戦前の会見で「ケインのようなストライカーがいれば、チームに大きな違いを生み出せるのでは?」と問われると、「その意見に完全に同意するよ」とし、以下のように続けた。

「ストライカーはストライカーだ。チェルシーやユナイテッド、トッテナムのような武器がない。1人でリーグ戦25ゴールを決めるような選手はいないから、チーム全員でやっていかなければならない。これが今季の課題だ」

「こういった選手は獲得するのが最も難しい。長年セルヒオがいてくれたが、残念ながらこの1年半はケガであまり起用できなかった。だが良い意味で、彼がいなくても生き残ることができた。我々のプレースタイルにおいてね。今は2つの選択肢がある。文句を言うのか、自分たちには優れた選手がいるというのか、だ」

 また「私のキャリアでは常にストライカーがいた。GKと同じように、ストライカーは最大のスペシャリストである」とし、これまで指導した点取り屋たちについて言及。そして「ガブリエウ(ジェズス)はセントラルよりもラテラルでプレーするのを好む。クラブとしてもそれを望んでいる」と起用法について語ると、「私ではなくクラブのために、次の年にはストライカーが必要だと思っている。それはクラブもわかっているよ」と語った。

 その上で「今のチームに失望しているとか、そんなことを言うつもりはない」と現所属選手への信頼も強調している。

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