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名古屋が初の決勝進出!第2戦落とすも2戦合計スコアで逃げ切り成功!!FC東京の連覇阻む

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[10.10 ルヴァンカップ準決勝第2戦 FC東京2-1名古屋 味スタ]

 名古屋グランパスFC東京の連覇を阻み、初の決勝進出を決めた。敵地でFC東京に1-2で敗れた名古屋だが、3-1で勝利した第1戦との合算スコア4-3で勝ち上がりを決めた。決勝は30日に埼玉スタジアムで行われる。

 6日に豊田スタジアムで行った第1戦は3-1で名古屋が勝利。後半アディショナルタイム3分にFWアダイウトンのゴールでアウェーゴールを奪ったが、名古屋も直後のマテウス弾で突き放し、2点差にして第2戦を迎える展開に持ち込んでいた。

 FC東京は第1戦から先発3人を変更。アウェーゴールを奪ったアダイウトンを先発起用したほか、日本代表に招集されている長友佑都、その他怪我人続出に苦しむ懸案の左SBにはDF渡邊凌磨を配置して対策を練った。一方の名古屋は先発2人を変更。右SBにDF森下龍矢、中盤でMF長澤和輝を起用した。

 最低でも2点差にして勝つしかないFC東京の猛攻は前半から続いた。前半15分には右CKから渡邊凌磨がショートコーナーで入れると、MF高萩洋次郎がクロス。これをアダイウトンがヘディングで合わせて先制に成功する。名古屋としては最も警戒していたブラジル人FWにまたしてもやられてしまった。

 その後もFC東京の攻勢は続く。しかし前半35分のFW永井謙佑の横パスを受けたFWディエゴ・オリヴェイラの反転シュートはGKランゲラックの好セーブに防がれる。同40分にもD・オリヴェイラがエリア内を縦に仕掛けて右足を振り抜いたが、シュートはわずかに枠左に外れていった。

 前半を1失点で耐えた名古屋、チャンスも前半23分にあったマテウスのアーリークロスを合わせたFW前田直輝のシュートのみだったこともあり、後半6分に前田に代えてFWシュヴィルツォクを投入。先に動きをみせて変化を求める。

 しかし後半11分、FC東京はD・オリヴェイラがドリブル突破から右クロスを入れると、永井が合わせる。これはDF中谷進之介にかき出されたが、こぼれ球を高萩が蹴り込んで2点目をゲット。2戦合計3-3だが、アウェーゴールで上回るFC東京が“逆転”に成功した。

 FC東京は後半21分にアダイウトンを下げてMF東慶悟を投入し、守備意識を固めていく。しかし同29分、DF渡辺剛が左膝を痛めてDFブルーノ・ウヴィニと交代。アクシデントで交代枠を使うことになる。

 すると攻めるしかなくなった名古屋にようやくエンジンがかかり始める。そして後半35分、DF吉田豊の左クロスからゴール前で混戦が生まれると、波状攻撃からMF稲垣祥が押し込んでついにアウェーゴールを奪うことに成功。2戦合計4-3で勝ち越すことに成功する。

 たまらずFC東京は大怪我からの復帰戦となるFW紺野和也とMF三田啓貴を投入。攻撃の枚数を増やして“同点弾”を狙いに行く。しかし今季の名古屋にとって、ここを守り切ればという戦いはお手の物。しっかりと6分あったアディショナルタイムも逃げ切って初の決勝進出を決めた。

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