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JFA反町技術委員長が“W杯隔年開催案”に言及「アジアとしてどう真剣に取り組んでいくか」

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反町康治技術委員長

 国際サッカー連盟(FIFA)は今夏から、ワールドカップを2年ごとに開催する“隔年開催案”に関する議論を積極的に行っている。日本サッカー協会(JFA)も意見を求められているといい、14日に行われた技術委員会でも話し合いが行われたようだ。

 技術委員会終了後、反町康治技術委員長がオンラインで行ったメディアブリーフィングで明かした。

 反町委員長は「まだヒアリングをしている状況なので、JFAとしてどうするかまでは行きついていないのが現状」とステータスを示しつつ、一部報道でアジアサッカー連盟(AFC)が“隔年開催案”に賛成したと伝えられていることに言及。「ニュースを読んだ限りでは支持をすると言っていたが、AFCの一員であるもののJFAとしてどう考えるかは整理していない」と述べた。

 その上で「自分たちに有利に傾くような形ではなく、たとえばW杯の中でのアジアの位置付けはあまり高くないのが現状。ただアジアとしてどう真剣に取り組んでいくかということをまず前提に考えていきたい」という姿勢を示した。

「ご存知のように2次予選では最終予選とは全く違う。2次予選では十何対ゼロという試合もあった。そういった拮抗した相手じゃないところも出てくる中で、国際マッチデーを使ってやるのが選手の成長、国の成長、アジアの成長につながっているかを精査した上で、大会方式のあり方を考える必要があるというスタンスで提案させてもらった」。

 そう語った反町委員長は「AFCにアンディさん(アンディ・ロクスバーグ氏/テクニカルディレクター)が来てから、真面目にアジアから世界のチャンピオンを出していこう、ACLで優勝したクラブがクラブW杯でバイエルンやリバプールに勝つとか、そういうところまで行けるようなことを視野に入れている。アジアが世界で戦うために何をしたらいいのかを考える必要がある」とアジア全体で議論をしていく必要性を強調した。

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