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名古屋後半に失速…“アウェー韓国”で浦項に完敗、日本勢は8強で全滅

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名古屋完敗で敗退が決定

[10.17 ACL準々決勝 浦項3-0名古屋 全州]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝が行われ、Jリーグ勢で唯一勝ち残っていた名古屋グランパス浦項スティーラーズに0-3で敗れ、敗退が決まった。

 ACL東地区の準々決勝、準決勝は新型コロナウイルス感染症対策もあり、韓国での集中開催が決定。ただ東地区から勝ち上がる4チームは名古屋以外はすべて韓国のチーム。実質、アウェー決戦を勝ち上がることが名古屋には求められている。しかし準々決勝の相手である浦項は、グループリーグでも対戦。名古屋は1勝1分で終えており、いいイメージを持ってノックアウトゲームを迎えていた。

 前半からチャンスの数で名古屋が上回った。時間が進むにつれ、その精度は増す。しかし前半31分のDF森下龍矢の左クロスを合わせたFWシュヴィルツォクのシュートは枠上に外れる。同33分にはFWマテウスの縦パスを上手く受けたシュヴィルツォクがGKと1対1を迎える。だがシュートが防がれると、こぼれ球に詰めていたMF稲垣祥も押し込むことが出来なかった。

 するとスコアレスで折り返した後半8分、相手のファーストチャンスを決められてしまう。浦項に右サイドからのCKを与えると、ニアの混戦でクリアしきれなかったボールがファーに流れる。これをFWイム・サンヒョプに蹴り込まれ、先制を許した。攻撃意識を強めたい名古屋は同12分に森下に代えてFW前田直輝を投入した。

 しかし流れは変わらない。焦る名古屋はなかなかボールを繋げなくなると、浦項は後半26分、ロングボール一本で名古屋のゴール前に入ると、MFイ・スンモに豪快に右足で叩き込まれる。名古屋にとってあまりにも痛い2失点目となった。

 攻めるしかない名古屋は後半33分からDF成瀬竣平とFW金崎夢生を投入。しかし2点リードで落ち着いたプレーを続ける浦項を相手になかなかボールを前線に運ぶことが出来ない。終盤も疲れからか運動量を上げることが出来なかった名古屋。後半アディショナルタイム5分には決定的な3点目を決められ、完敗で今季のACLの戦いが終わった。

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