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「スールシャールに答えはあるのか?」低迷のマンU、英記者が問題点に厳しい指摘

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マンチェスター・ユナイテッドオーレ・グンナー・スールシャール監督

 マンチェスター・ユナイテッドオーレ・グンナー・スールシャール監督について、イギリス『スカイスポーツ』のアダム・ベイト記者が分析している。

 今夏にはクリスティアーノ・ロナウドやラファエル・バラン、ジェイドン・サンチョと大型補強を敢行し、プレミアリーグの優勝候補にも挙げられていたマンチェスター・U。しかし、直近公式戦7試合で2勝のみ。ここ1か月間で4敗を喫するなど、低迷が続いている。

 スールシャール監督の采配に批判の声が集まる中、ベイト記者は「レスター戦の敗戦(2-4)は、スールシャールに計画性がないということを示す最新の不安材料となった」と題し、「個々の選手が魔法を発揮する以外は、バラバラのパフォーマンスになっている」と指摘している。

「キング・パワー・スタジアムで敗れた後、スールシャールがサポーターへの感謝を示した。このときはまだ拍手があった。しかし、期待が高まる中で、今回のようなパフォーマンスにいつまで耐えられるのだろうか」

「就任から約3年が経過した今季序盤、マンチェスター・Uはまだタイトルを争うのに十分ではないことを示している。8試合を終えた時点で、チャンピオンズリーグ優勝経験のある監督が指揮を執る3チームに遅れを取った」

「不運などと言っている場合ではない。パフォーマンスが悪いのだ。第7節はエバートンが勝っておかしくはなかったし(1-1)、ウエスト・ハム戦(2-1)もロスタイム弾とデ・ヘアのPKストップが必要だった」

「ユナイテッドの問題は、個人の英雄的なプレーだけでは十分ではない場合があるということ。デ・ヘアはレスター戦でも輝いたが、それでも4失点だ。彼らにはブルーノ・フェルナンデスやルーク・ショー、ポール・ポグバとチャンスメイクに長けた選手がおり、クリスティアーノ・ロナウドもいる。だが、相乗効果がない。総合力不足のままだ。もし彼らがタイトルを望むのであれば、そして次のステップへ進みたいのであれば、選手をピッチに立たせてうまく機能することを願うだけでは十分ではない」

さらに「もう1つ重要な問題は、『ユナイテッドはどんなチームになりたいのか?』だ。プレッシングゲームをするわけでもなく、ボール保持のための一貫した戦略もない」と指摘。選手の起用法を分析しつつ、最後に「レスターはシンクロニシティを見つけた。ユナイテッドはまだできていない。それができるまでは、スールシャールが手に入れた富が単なる恥になってしまうリスクが残っている」と締めくくっている。

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