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U-22日本代表のキャプテンは…冨樫監督「チームにとって誰がプラスか」パリ五輪世代を中心にアジア杯予選へ

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メンバーを発表したU-22日本代表冨樫剛一監督

 U-22日本代表の冨樫剛一監督が19日、オンライン会見でAFC U23アジアカップウズベキスタン2022予選に臨むメンバーを発表した。パリ五輪世代を中心に23人を選出。 残留争い中のチームからも主力選手を招集しており、指揮官は「シーズン中にも関わらず、活動を理解して協力していただけたチームが多くあった。自分の理想のメンバーが組めた」と自信をにじませた。プロ、大学、ユース、高体連の幅広い世代が融合し、アジアの戦いに臨む。

 コロナ禍で今年開催予定だったU-20W杯が中止になるなど、東京五輪を除くアンダー世代の国際大会はコロナ以降初となる。「日の丸をつけてピッチに立って整列したときに多くのものを感じるのではないか。また、国内では味わえない距離感、間合いは実際に対戦相手として海外のチームとやらないと感じられないものが間違いなくある」と語った冨樫監督は「ピッチに立たないと、実感しないとわからないものもある。国際試合の難しさをしっかりと感じてほしい」と選手への期待を口にした。

 今回のU-22日本代表はパリ五輪世代のメンバーに“オーバーエージ”的な立ち位置の4人が加わっている。10番をつける郷家友太(神戸)、MF松井蓮之(法政大、川崎F内定)、SB山原怜音(筑波大、清水内定)、CB角田涼太朗(横浜FM)という99、00年生まれの4人は今月上旬の合宿に続いて招集された。

 パリ五輪世代のリーダー格はMF松岡大起(清水)だが、U-22日本代表のキャプテンについては「全選手が前回、前々回のトレーニングキャンプでキャプテンシー、キャラクター、チームに欠かせないものをたくさん出している。正直に言うとキャプテン選びは困っています」と冨樫監督。「はっきりと決めていなくて、実際に集まってトレーニングや行動を見て、最終的には決めようと思っています。年齢はあまり考えていなくて、チームにとって誰がプラスになるかというところで選びたい」と語った。

 U-22日本代表はJヴィレッジスタジアムで開催されるU23アジア杯予選で、26日にカンボジア代表、28日に香港代表と対戦する。日本はグループK。予選各グループ1位の11チーム、各グループ2位のうち上位4チーム、開催国のウズベキスタンを加えた16チームが、来年6月ウズベキスタン開催予定の本大会に出場できる。

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