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U-22日本代表冨樫監督、異例の過密日程も予選連勝へ「誰が出ても遜色ないチームが2つできる」

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冨樫剛一監督

 来年6月にウズベキスタンで開催予定のU23アジアカップ出場権を懸けて、パリ五輪世代を中心に編成されたU-22日本代表が予選に臨む。グループKの日本は26日にカンボジア、28日に香港とJヴィレッジスタジアムで対戦。予選各組1位の11チーム、各組2位の上位4チーム、開催国ウズベキスタンを加えた16チームが本大会に出場できる。

 オンラインの前日会見に出席した冨樫剛一監督はカンボジアの印象について、「いい選手が多い」と指摘。廣瀬龍監督が率いるカンボジアは23日に香港と対戦し、9番MFシエン・チャンテアの2ゴールなどにより、4-2で勝利している。

 今年開催予定だったU-20W杯が中止になるなど、東京五輪世代を除くアンダー世代の国際大会はコロナ以降初。特に今回のU-22日本代表は国際経験が少ない選手が多い編成とあって、経験を積む貴重なチャンスとなる。パリ五輪に向けた強化の一歩を踏み出し、日本は連勝でK組首位通過を目指す。

「アンダーカテゴリーで積み上げてきたもの、攻守において一体となって戦っていくという部分は間違いなく日本の武器。積み上げてきたものはピッチの上で出せるのではないかなと思う。その中で、自分たちはよりゴールを意識して取り組んできているので、攻守という部分はより戦術的に、目指せるものを見せられるんじゃないかなと考えています」

 23日、24日にJリーグに出場したメンバーは合流したばかりという状況で、中1日で予選2試合を戦う超過密日程。タフな戦いを求められるが、冨樫監督は「選んだ23人は組み合わせ次第で、また誰が出ても遜色ないチームが2つできると思っている。コンディションの部分でしっかりと中1日を2試合戦えるチームとして編成している」と選手たちへの信頼をにじませた。

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