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「いい目を持っている」追加招集で活躍の松木玖生をU-22日本代表冨樫監督が称賛

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[10.26 AFC U23アジアカップウズベキスタン2022予選 U-22日本代表 4-0 U-22カンボジア代表 Jヴィレッジスタジアム]

 U23アジアカップ出場権を懸けた予選の初戦で、U-22日本代表は4-0の勝利をおさめた。冨樫剛一監督は「やはり硬さが見られたと感じている。ただ、その中で失点をせず、得点を重ねて勝てたというのが最大の成果。予選を突破していくというところでは大事な初戦だった」と安堵の表情で話した。

 コロナ禍でU-20W杯が中止になるなど、東京五輪世代を除くアンダー世代の国際大会は約2年ぶり。待望の国際試合で、“飛び級”招集となる高校生4人が堂々のプレー。それぞれが持ち味を遺憾なく発揮した。

 硬さやミスが目立った立ち上がりの時間帯に、セットプレーからMF松木玖生(青森山田高、FC東京内定)がゴールを奪い、先制に成功。MF甲田英將(名古屋U-18)はアグレッシブに右サイドをドリブルで仕掛け、前半45分には鋭いカットインからゴールへと結びつけた。

 途中出場のMF中村仁郎(G大阪ユース)も前線からのプレスで攻撃へとつなげ、技ありゴールでダメ押しの4点目。フル出場したDFチェイス・アンリ(尚志高)は安定した守備力を示し、味方をカバーしつつ、カンボジアの攻撃をシャットアウトした。

 中でも、追加招集というチャンスを生かし、結果を残した松木について、冨樫監督は「日本が苦しい、なかなか難しいゲームの中で、しっかりとゴールという数字を残したのが彼の一番の特徴」と指摘。「自分は彼がそういう目を持っていると思う。スペースであったり、こぼれ球であったりというところに、いい目を持っていると思っているので選びましたし、そこが結果に表れてよかった」と称賛した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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