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“市船ホットライン”でゴール演出!! U-22日本代表SB畑大雅「2人の関係性で持っていけた」

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U-22日本代表DF畑大雅(湘南)

[10.28 AFC U23アジアカップウズベキスタン2022予選 U-22香港代表0-4U-22日本代表 Jヴィレッジスタジアム]

 “市船ホットライン”でU-22日本代表の先制ゴールを導いた。左サイドの縦関係、サイドバックのDF畑大雅(湘南)とウイングのMF鈴木唯人(清水)は市立船橋高出身の同期コンビだ。序盤から息のあった連携で左サイドを崩し、ゴールへと結びつけた。

 前半14分、鈴木の縦パスに抜け出した畑は左サイド深い位置から精度の高いクロスを供給。「その前に何度かクロスを上げる機会があって、前に引っかかってしまっていたので、少しふんわりしたクロスに変えてみようと思って蹴った。ちょうどいいところに翔太くんが入ってくれた」。狙い通りの形で、FW藤尾翔太(水戸)の先制ゴールをお膳立てした。

 2人は今月上旬の練習試合・横浜FM戦で「久しぶりに一緒のサイドでプレーできた」(鈴木)と、左サイドの崩しから好機を作り出していた。国際試合でそれが結実。鈴木が間にポジションを取ることで、タッチライン際を攻め上がる畑のスペースを作り出し、「唯人は中に入ってのプレーが有効的にできますし、自分も高い位置を取って1対1の場面を前半は多く作れた」(畑)と手応えを口にした。

「3年間やってきたので、他の選手と組むよりやりやすいというのあるし、前回の合宿、前々回の合宿の試合でも唯人と一緒に出て、そこでも関係性の部分でしっかりできていた。今回も唯人と出ることが決まって、どうしようと話すというよりは2人の感覚で、結果アシストという形に2人の関係性で持っていけたので良かったと思います」

 U-22日本代表のサイドバックは上下動だけではなく、ビルドアップで中に潜り込む動きも求められ、「ビルドアップの部分でなかなかいいポジションが取れなかった」と課題を挙げる。「しっかり改善しないといけないし、チームに帰れば残留争いが待っている。しっかり残留できるようにいいパフォーマンスを出していきたい」。来年6月の本大会を見据え、さらなる進化を誓った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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