ゲキサカでは2022年にプロ入りする高校生選手たちをインタビュー。進路を決めた理由や自分の半端ないところ、選手権へ向けた意気込みのほか、『ゲキサカ質問箱』から好きな女性芸能人やハマっている漫画・Youtube番組、チーム内での流行りなどランダムな質問にも答えてもらっている。

　第3回は、モンテディオ山形内定の興國高(大阪)FW荒川永遠選手(3年=セレッソ大阪和歌山U-15出身)だ。興國の内野智章監督が絶賛するボディバランスを活かしたボールキープや突破、繰り返しスプリントする力、ゴール前の崩しに係わって行く力が特長。今年夏前まではチームでもサブだったものの、努力を続けてスタメンに定着し、プロ入りも勝ち取った荒川が、山形サポーターやサッカーファンへ向けて自分を明かす。

【ゲキサカ質問箱】より
―最近の悩みは?
「最近、特にあんまり悩んでいないんですけれども、悩んでいるとしたら最近ちょっとゴール外し過ぎかなと思っています(苦笑)」

―よく使うアプリは?
「僕はYoutubeだったり、DAZNだったり、ネットフリックスとか、LINEとかよく使います」

―高校生活での今だから言える失敗談は?
「特にないですね」

―リフティングで得意な技はある?
「僕、リフティングがめちゃくちゃ苦手なんで、回すくらいしかないですね」

―自信のあるプレーはどんなプレー?
「僕は小柄なんですけれども、結構収めたりするプレーが得意で、そこから味方に繋げたり、チャンスメークとか、突破とかは得意なプレーです」

―試合前にテンションを上げるために聞いている曲は?
「僕は洋楽とかよく聞くんですけれども、ジャスティン・ビーバーだったり、日本で言ったらAAA(トリプル・エー)とかは良く聞きます。特にAAAやったら、テンションの上がる『Next Stage』という曲だったり、ジャスティン・ビーバーだったら、落ち着いた曲の『Purpose(パーパス)』という曲があるんですけれども、それがめっちゃ良いです」

―サッカーゲームをやっている?レートはどのくらい?自慢の選手は?
「僕はウイニングイレブンとかやっていたんですけれども、(永長)鷹虎(川崎F内定)とかめっちゃ強くて、やる気失せました。今はやっていません」

―マイブーム、趣味は?
「Youtubeですね。Youtube僕好きなので、見たり、ネットフリックスやったら『ペーパー・ハウス』というやつがめっちゃくちゃ面白いので、皆さんも見て下さい(微笑)。Youtubeは『ゲキサカ』も見るんですけれども、『なこなこカップル』とか好きです」

―高校でプレーしてきて、最も成長したなという部分は?
「高校でプレーしてきて最も成長した部分は、僕は足元の技術とかめちゃくちゃ得意ではないんですけれども、興國に来て、足元の技術とかを鍛えることで、そこは成長した部分やと思うし、あとはサッカーってこんなに頭使うんやなと。結構最近は頭を使うのをちょっとは理解してきたかなと思っています。興國はCFではなくゼロっトップで、トップ下気味に結構下でプレーするんですけれども、そこで味方と入れ替わったり、他のポジションへ動けばボールを受けれるというのが感覚的に分かってくるようになりました」

―チーム内で流行っていることは?
「チーム内ではゲームとかみんなめっちゃやっていて、鷹虎とか『ブロスタ』とかやっているんですけれども、僕はやっていないです。Youtubeが最高です!」

―高校での会心のプレーは、どの試合のどんなプレーは?
「僕はここ最近まであまり出れていなかったので、自分の一番鍵になった試合はプリンスリーグの初芝橋本との試合(7月)で初スタメンを掴んで、その試合で結構収めるプレーや得点も取れたんで、その試合が一番自分の中の原点かなと思っています」

―好きなアーティストは?
「AAAやジャスティン・ビーバーが好きです。ちなみにAAAはめちゃくちゃ、ライブにも行っています」

―良く見るYoutubeチャンネルは?
「『なこなこカップル』とか『ばんばんざい』とか『ヒカキン』がめっちゃ好きです。『がーどまん』も好きです。『なこなこカップル』を見るきっかけになったのは、トークが面白くて、『がーどまん』もそうなんですけれどもめちゃくちゃ面白くて、『ヒカキン』さんはめっちゃ小さな頃から見ています」

―ニックネームは?
「ニックネームは『永遠』とか、　『トワーズマン』とか言われています。(フランス代表の)グリーズマン選手が好きで、それとかけて、呼ばれています。ちなみに、『トワーズマン』というユニフォームを持っているんですよ。僕、誕生日にフランス代表の服買ってもらって、そこに(普通は)グリーズマンって書くんですけれども『トワーズマン』って入れたユニフォームを持っています。お兄ちゃんからもらって、今も家に飾ってあります」

―好きな女性タレント、芸能人は?
「好きな女性タレント、芸能人はAAAの宇野実彩子さんです。めちゃくちゃ、好きです。歌めっちゃ上手くて、30代なんですけれども、色気あって、めちゃくちゃかわいいですね」

―今、試合用で履いているスパイクは?
「僕、プーマの『ウルトラ』というスパイクを履いています。練習用はオレンジの普通の『ウルトラ』を履いているんですけれども、試合では靴紐を黄色に変えて履いています。僕は軽いスパイクが好きで、『ウルトラ』は軽くて、あとグリーズマン選手が好きで履いているので、僕はプーマにしました」

―ウチの監督(内野智章監督)の凄いところはどんなところ?
「内野監督の凄いところは、試合とかでも怒られたりしても、次の日とかめっちゃフレンドリーに接してくれていて、そういうところはオンとオフの切り替えのところはめっちゃ凄いと思います。尊敬しています」

―今年の目標は?(サッカー以外で)
「今年の目標は、まだ身長を測っていないんですけれども、170cmを目指して頑張っています。サッカーの目標は選手権に出ることですね。そのために毎日頑張っています」

【J内定選手一問一答】より
―モンテディオ山形内定が決まってまず何を思った?
「率直に、『マジか』と思いましたね。自分もめちゃめちゃプロになる気持ちで(練習に)行っていたんですけれども、その時に強化部長さんに『引き続き、見ていきたい』と言われて、その次の日に『決まった』って(内野)監督からみんなの前で言われたので、現実として受け止められませんでした。今、ちょっとは現実として受け止めているんですけれども、まだまだ全然実感が湧かないのが正直なところです」

―モンテディオを決めた理由とモンテディオの好きなところは?
「モンテディオ山形さんしか練習参加がなかったので、そこで声を掛けてもらって、即答しました。山形の好きなところはご飯がめちゃくちゃ美味しくて、街の人とかもめちゃめちゃ良い人ばっかです。山形のサッカーで好きなところは、興國みたいに後ろからしっかりと組み立てて行って、最終的にゴール前に人数をめっちゃ掛けるところはめっちゃ魅力的なところです」

―自分の最も半端ないところは?
「この身体なんですけれども、収めるところは今年に入って特に身に付いたところだと思っていて、あと高校1年の時から、サイドからの突破とかはずっと今も長所としています」

―それはどうやって磨いてきた?
「収めるところは去年コロナで自粛期間があって、結構体幹の部分だったり鍛えたりして、それが今もずっと続けてきて、今になって成果が出てきたかなと思っています。突破は昔からですね」

―自分が理想としているプレー。表現して最も嬉しいプレーは?
「僕が理想としているプレーは味方と目が合って、背後に抜け出して、1タッチゴールだったりを理想としています。それが最高ですね」

―今シーズンの自分のプレーで良かったところと悪かったところは?
「良いところはずっと長所と思っていた運動量や収めるところやゴール前に係わっていく回数は増えてきているので、そこは良いんですけれども、悪いところは最後良い抜け出しをしていてもゴールに繋がっていないのは今、自分の課題となっているところです」

―自分にとってのライバルは?
「ライバルは鷹虎とか(向井)颯(福島内定)とか、チームメートが一番のライバルです」

―プロで対戦したい選手は?
「海外やったらファン・ダイク選手とか、冨安(健洋)選手とか、吉田(麻也)選手とか日本を代表するCBとは対峙してみたいと思っています。(突破する自信は)あります」

―自分にとって選手権とは?
「最後の集大成というか、高校に入った時から憧れていた舞台です」

―選手権の目標は?
「まずは大阪予選をしっかりと突破して、全国で興國のサッカーをしっかり見せるというのが目標です。個人的にはチームが勝つのが一番なんですけれども、個人としてもしっかり結果を求めていきたいです」

―プロ1年目、将来の目標を。
「プロ1年目はしっかり試合に絡んで、ゴールやアシストができたら良いと思っています。将来は山形でステップアップして行って、チャンピオンズリーグやワールドカップに出たいと思っています」

―サポーターへ向けたメッセージを。
「山形の皆さん、こんにちは。荒川永遠です、しっかり結果で示していくので、応援よろしくお願いします!」

(取材・文　吉田太郎)

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