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日本vsベトナム 試合前日の森保一監督会見要旨

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前日会見に出席した森保一監督

 日本代表は11日、カタールW杯アジア最終予選の第5戦でベトナム代表と対戦する。森保一監督は10日、ベトナム・ハノイで前日会見を行い、日本の報道陣はオンラインで出席した。

 以下、試合前日の森保一監督会見要旨

●森保一監督

——明日の試合に向けてどのような準備をしているか。
「まず明日のベトナム戦に向けてだが、非常に厳しい試合になる。メンタル的にもフィジカル的にも個々で試合に向けて上げていくということ、チームとして連係連動して組織的に戦えるように与えられた時間の中で最後までトレーニングしたい」

——ベトナムの印象は。試合結果がどうなると予想しているか。
「ここ近年、非常に強いチームに成長している印象を受けている。アジアでトップクラスの力をつけている。チーム作りも韓国人のパク・ハンソ監督が長い時間をかけて、選手を成長させ、ベトナム代表チームの強化をしてきていて、良いチームができている。明日は非常に難しくタフな試合になると思うが、われわれが完全アウェーの厳しい環境の中でも勝ち点3を掴み取って、またワールドカップに向けて前進していきたいと思っている」

——9月、10月で初戦に敗れているが、11月も連係面を合わせるのが難しいなか、どういうところを修正して臨みたいと考えているか。
「過去の結果的には9月、10月とアジア最終予選で敗戦という結果になった。11月は初戦から勝利を掴み取れるように準備をしないといけない。10月の時点で、すでに9月の初戦の入り方をチームとしても反省、改善はできていて、そうした内容の試合だった。結果的にはサウジアラビアに敗れたが、内容としてはわれわれが持っている力を短い準備期間の中でもチームとして表現し、コンディションをその時のベストに持っていく、戦い方の絵を合わせていくことはできたので、11月はさらに結果を掴み取れるように準備したい。やるべき準備は特別なものではなく、メンタル的にもフィジカル的にもコンディションを上げていくこと、役割を明確にすること、チームで連係連動して組織的に戦えるようにすること。全体練習は今日1回だが、公式練習の場で確認し、ミーティングで絵を合わせられるようにしていきたい」

——欧州組が日本経由で入ったり、チャーター機が遅れたりというトラブルもあったが、それに対する受け止めと選手に訴えたいことは。
「ヨーロッパからのチャーター機が遅れてしまったことで、チーム全体の練習が予定されていたことができなくなってしまった。起きてしまったことは仕方ないと思う。試合に勝っていくために、大きな目標を達成するためにはこうしたアクシデント、想定外に起きるピンチを乗り越えて試合に勝っていかなければならないと常日頃から思っている。今回起きたことをリカバリーして、明日の試合に勝利できるよう準備していきたい。選手たちへの働きかけだが、いま言ったように想定外のことはあって当たり前だと思うので、みんなで乗り越えられるように、ポジティブに前進したいと思う。足止めされた時間の過ごし方として、機内にとどまらなければいけなかったのは非常にストレスがかかることかなと思っていたが、実は休む時間ができたということで、選手たちは機内で工夫してリラックスしながら良い休養を取れたと聞いている。チャーター機でベトナムに向かった選手たちはもともと日曜日(7日)に試合をしていて、昨日は休養を入れてリカバリーさせて今日の練習につなげることを考えていたので、練習ができずに残念な部分はあったが、日曜日に試合をした選手が月火と休養を取れた意味ではポジティブに受け止めている。体調は回復したと思っている。プランが予定通りに進まない時、そこで焦ったり、イライラしたり、ストレスを溜めるのではなく、起きている現実を受け止めて何ができるかということを働きかけていきたいと思っている」

——チャーター機で遅れた選手の起用も視野に入っているか。
「明日のメンバー選考の中ではプレーできると考えている。いつも通り、練習を見て決めたいと思うが、アクシデントがあった中でも選手たちは日常の所属クラブで存在感を発揮してこの代表に選ばれている。体調をしっかり回復させてくれれば、そして普段通りの力を出してくれれば日本の力になると思っている」

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