beacon

初戦オマーン戦の敗戦は「たまたまじゃない」…警戒強めるDF冨安「今回も簡単な試合にならない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表DF冨安健洋

 世界的名門クラブであるアーセナルで確固たる地位を築きつつある。日本代表DF冨安健洋は「厳しい環境の中でやれているのはいいこと」というプレミアリーグに身を置き、一歩ずつ歩を進めている。

 今夏、イタリアのボローニャからアーセナルへと新天地を求めた。第4節ノリッジ戦でデビューを果たし、チームの今季プレミアリーグ初勝利に貢献すると、その後はリーグ戦全試合に先発出場。その間の8試合、6勝2分の無敗と結果がついてきているように、チームに無くてはならない存在となっている。

 世界的スター選手が集うプレミアリーグ。「毎試合プレッシャーがある中でプレーさせてもらっている。ワンプレーに対してのリアクションが、プレミアのサポーターは分かりやすい。良いプレーをしたらスタジアムが沸くし、ネガティブなプレーをすると良くない反応が起こるので、ワンプレーワンプレーを大事に、こだわりながらやる必要があるので、厳しい環境の中でやれているのは良いことだと思う」。新たな刺激を受けつつ、自身を磨いている。

 カタールW杯アジア最終予選・初戦となったオマーン戦は、アーセナル移籍手続きの影響で欠場。その試合でチームは0-1の敗戦を喫し、黒星スタートを切った。「実際に試合を見た」という冨安は「たまたま負けたわけじゃない」と感じている。「しっかり、オマーンも準備してきて、戦術が浸透している感覚を受けた」。だからこそ、16日のオマーンとの再戦に向けて、「今回も簡単な試合にならないと思う」と警戒を強めている。

「勝ち点3が必ず必要になってくる試合。オマーンには負けているので、高いモチベーションで自然と臨むことができる。ただ、何事も準備のところから始まっていると思うので、できる限りのことをやり、試合で思い切ってプレーできる状況を作って勝ち点3を目指したい」

 新たな環境に身を置き、成長を続ける男は「しっかり後ろがゼロに抑え、後ろからチームを安定させられるようにしたい」と勝ち点3奪取を誓う。


●カタールW杯アジア最終予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧

TOP