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[J内定高校生の声_7]岡山内定の194cm守護神、明秀日立GK谷口璃成「実は、一人で山とか…」、自分の半端ないところは「高さ」

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ファジアーノ岡山内定の194cm守護神、明秀日立高GK谷口璃成。17日が選手権予選初戦だ

 ゲキサカでは2022年にプロ入りする高校生選手たちをインタビュー。進路を決めた理由や自分の半端ないところ、選手権へ向けた意気込みのほか、『ゲキサカ質問箱』から好きな女性芸能人やハマっている漫画・Youtube番組、チーム内での流行りなどランダムな質問にも答えてもらっている。

 第7回はファジアーノ岡山内定の明秀日立高(茨城)GK谷口璃成(3年=高松市立勝賀中出身)だ。194cm、80kgという恵まれた身体の持ち主は、ゴール前で超高校級の高さを発揮。積み重ねてきた努力によって、シュートセーブやDF背後のカバーリングなど幅広く身体を動かす力があるところも魅力だ。その大型GKが岡山サポーターやサッカーファンへ向けて自身のことを明かす。

【ゲキサカ質問箱】より
―人生の最後に食べたいものは何?
「母が作る唐揚げを最後に食べたいです。美味しいです。一番好きです。帰省したタイミングで毎回食べていて、(現在は)食べないと!という使命感があります」

―実は○○なんです。
「実は一人で行動するのが好きです。一人で山とか自転車で漕いで行ったりとか、海まで自転車で一人で行って1時間くらいボーッとしていたりとか、結構一人で行動するのが好きです。最近だと、(寮のある)高萩のすぐ近くに渓谷があって、そこに自転車漕いで行って来たんですけれども、凄い山で片道12、13kmくらいあってシンドかったんですけれども、凄くきれいなところで、行って良かったと思っています」

―ウチの監督はここが凄い!のはどんなところ?
「萬場監督は35歳くらいなんですけれども、凄く若くありながら、凄く熱い指導をしてくれて、ここがダメだったらダメとしっかりと伝えてくれて、チームが良くなるためにどうしたら良いかを的確に伝えてくれる監督で、その指示を受けて自分たちがどうして行くかを考えてやっています。人としてがまず第一。『サッカー選手になるためには人として成長することが一番だよ』、と言われていて、そこは自分としても、人として大きくなれたかなと感じています」

―チーム内での流行っていることは何?
「ゲームだったら『ウイニングイレブン』とか『クラッシュ・ロワイヤル』とかみんなで対戦するというのは流行っています。(自分も)結構強いと思います。結構自信あります。トップ3には入ります」

―デートに行くならばどこに行く?
「水族館ですね。魚を見ながら話すというか、自分、初対面とか緊張しちゃうと話すのが得意じゃないので、きっかけがないと嫌なので、水族館に行ってデートします。去年、福島の『アクアマリンふくしま』というところに友達と行ったんですけれども、凄く良かったです」

―好きな科目は(体育以外で)。
「数学が好きです。自分、理系で計算とかが昔から好きで、数学が好きです。文字を読むよりも自分で計算をして答えを見つけて行くという方が自分の性格に合っている感じです」

―サッカーを始めたきっかけは?
「小さい頃に代表戦を見て、楽しそうだなと漠然としたところからなんですけれども、サッカーをやりたいと言って、サッカーを始めました。7歳で始めて、すぐにGKをやっていました」

―今ハマっているアニメ・漫画は何?
「アニメは『ハイキュー!!』が好きです。バレーボールなんですけれども青春というか、自分たちにも似通っているところがあって、感動するアニメなのでぜひ皆さん見てみて下さい」

―よく見るYoutube番組は?
「最近だったら『ウィナーズ』を凄く見ています。最初見る時から、自分が知っていたウンパルンパさんとかがやるのは知っていて、そういう人たちが本気でサッカーをするのは見ていて面白いというか、それで強くなって行くのは見ても分かるので、凄く面白いなと思っています」

―今まで一緒にプレーした選手の中でコイツは半端ない、という選手は?
「中村仁郎選手(現G大阪ユース)。中学校のナショナルトレセンの時に地域対抗戦で、自分初めてナショナルトレセン行ってレベルの高い選手を見た時に、(中村選手は)本当に何人もドリブルでかわして行って、自分でゴールも決めて、最初見た時衝撃でした。その時は何もできなかったんですけれども、今の自分はその時の自分ではないので、これまでやってきたことを活かして、そういった選手とも勝負していかなければいけないなと思っています」

―今までで一番嬉しかった試合は?
「インターハイ予選の準々決勝(対水戸葵陵高戦)で、自分たちはその準々決勝が初戦でPKで勝ったんですけれども、これまで高校に入ってからPKで止めたことが一度もなくて。でも、その試合でPKを2本止めてチームを勝たせたことは嬉しかったです。中学校の頃は凄く得意だったんですけれども、高校に入ってからまずPK戦という機会がほとんどなくて、PKのタイミングもなかったので、やっとここで活躍してチームを勝たせられたので嬉しかったです」

―10年後は何をしている?
「10年後は自分28歳なんですけれども、A代表でプレーして、またイングランドのプレミアリーグでプレーしています」

―ニックネームは何?
「『りっせい(璃成)』とか、『たに』とか、あと『りつ』と呼ばれます。(比較されて嬉しいのは)(イタリア代表GKの)ドンナルンマです」

―今後、どのような選手になりたい?
「チームを勝たせられる選手が自分の理想像としている選手で、そういった選手になるためにも、今どうしても足りないところがあるので、改善していかなければいけないと感じています」

―高校でプレーしてきて最も成長したと思う部分は?
「高校に入学した時、凄くサイズもあったんですけれども、どうしても思うように身体が動かせなくて、でも体重とか徐々に増えてきて、自分が思うように身体を動かせるようになってきて、シュートやクロスに足が動いてきて対応できるようになってきたことは自分が成長した部分だと思っています。練習から(大塚GKコーチの)あれだけ速いシュートが飛んできて、自分もここじゃなければ経験できなかったことだと思っているので、明秀日立だから凄くそこは成長できたかなと思っています」

【J内定選手一問一答】より
―ファジアーノ岡山内定が決まってまず思ったことは?
「ずっと幼い頃からの目標だったプロサッカー選手になることができて嬉しいんですけれども、ここで慢心したら未来がないと思うので、ここでどれだけ自分がスタートラインと言い聞かせて成長していけるかというのは、今後の自分にとっても凄く大事だと思っています」

―ファジアーノに決めた理由は?
「岡山に決めた理由は今年のリーグ戦を見ても分かるんですけれども、失点数が凄く少なくて、しっかりとした守備から作っていくことができる。そういったところを見て、ここなら自分が成長できると思って、岡山を選びました」

―岡山の好きなところは?
「地元香川なんですけれども、凄く近くて、小さい頃から何度も行っていたので、岡山という街が凄く良いところだというのは自分でも分かっていて、そこでこれから生活していけるというのは凄く楽しみです」

―自分の半端ないところは何?
「高さだと思っていて、高さを活かしたシュートストップと、クロスへの対応というのは自分が一番、強みだなと思っています。本当に最初は基礎的なこともできていなかったので、シュートに対して飛び方とか、形とか、細かいところから一からやって、今やっと自分なりの形が出来上がってきたのかなと思っています」

―自分の理想としているプレーは?
「チームが勝利することがGKとして最も重要なことだと思うので、たとえ失点したとしてもそこで一喜一憂せずに、チームの勝利のために何ができるかというのを、頭を切り替えてできる選手が良い選手だと思います」

―これを表現したら嬉しいというプレーは?
「相手が攻めて押し込んできた時にクロスが上がってきて、それをパッと取って、すぐにカウンターに繋げる時。本当に相手に押されて、押されて、押されて、一つのチャンスを自分が止めて、そこからすぐに攻撃に繋がって得点となったら、全部自分が状況を変えたことになるので、そこは凄く嬉しいです」

―今シーズンの自分のプレーで良いところ、悪いところは?
「今シーズンは高校3年生になって、副キャプテンにもなって、自分としても自覚が芽生えてきて、チーム間でのコミュニケーションというか、どうしたら良いか、守備の立ち位置の改善とか、自分の事以外にもチームが良くなるように努めてきたので、そこは良かったところなんですけれども、やっぱり足元の技術とビルドアップへの関わりというのは自分の中の課題だと思うので、今後自分が高い位置へ行くために必要な技術だと思っているので、これから磨いていかないといけないと思っています」

―自分にとってライバルは?
「自分にとってライバルは、地元の香川県のカマタマーレ讃岐の一個下の松原快晟です。小学校は同じチームで、中学校も同じ中学校でクラブは違うんですけれども彼は一個下の代表とかにも入っていて、自分は代表入ったことなくて刺激をもらっていて、今、やっとプロが決まって彼と勝負できる立ち位置までは来たのかなと。どういう形で彼とプレーできるか分からないんですけれども、そういった時にはもう自分が上だぞと言っていけるような、そういう選手になろうと思っています」

―プロで対戦したい選手は?
「今、J1ヴィッセル神戸だったら大迫勇也選手とか凄い選手がJリーグに帰って来ていて、ワールドカップとか経験して世界を知る選手が日本にいる。今、自分がそこで対戦して本当に世界と戦えるのか見てみたいです」

―自分にとって選手権とは?
「この高校に来た意味というか、ここの高校に来たのは選手権で優勝することと、あとはプロになるためにここの高校に来たので、そこがプロになって満足していたら本当にそこまでの選手だなと感じているので、自分が最後チームを勝たせていけるように、勝負していかないといけないなと思っています」

―目標は?
「目標は全国制覇です」

―プロ1年目の目標と将来の目標を教えて下さい。
「プロ1年目の目標は、まだJリーグというものを自分の中でも理解できていない部分が凄く多いと思うので、でも1年目からチームの勝利に貢献して携わっていけるように、そういった成長はこれからしていかないといけないと思っています。プロサッカー選手としての目標は、A代表に入って、イングランドのプレミアリーグでプレーすることが目標なので、そこに対して今できることをやって、しっかりと成長していかないといけないなと思っています」

―サポーターへのメッセージを。
「岡山のサポーターの皆さん、はじめまして。明秀日立高校の谷口璃成です。来年からファジアーノ岡山に加入することになって、1年目から自分の長所であるサイズを活かしてチームを勝たせられるように、一日でも早くピッチに立てるように頑張って行きたいと思っています。応援よろしくお願いします!」

(取材・文 吉田太郎)
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