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三笘フィーバーの陰で旗手、前田、上田は連続ベンチ外…森保監督「今後の成長につながると確信している」

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森保一監督

[11.16 W杯アジア最終予選 日本1-0オマーン マスカット]

 A代表初招集となったMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)の活躍でカタールW杯アジア最終予選グループ2位に浮上した日本代表だが、その一方で同じく初参加となったDF旗手怜央(川崎F)、FW前田大然(横浜FM)、FW上田綺世(鹿島)の3選手は2試合連続のベンチ外に終わった。

 試合後、オンライン取材に応じた森保一監督は「コロナ制限等々がある中で、代表活動期間中になかなか選手の入れ替えをするのが難しい状況になっており、選手を多めに招集させてもらいながらわれわれの戦う選択肢も増やしていけるということで、本来よりも多くの選手を招集させてもらっている」と異例の28人招集となった経緯を振り返りつつ、メンバー外選手への思いを語った。

 指揮官は「単純にアクシデントや想定外のことが起きた場合に入れ替えるためのサポート(役)だけということは考えていない」とした上で「日本代表として戦う力を持っていて、所属チームでも存在感を発揮しているということで、いつでもメンバーに入ってもらい、プレーしてもらうことが可能な選手という力は評価している。だが、われわれのこれまでのチームづくりの序列に一緒に加わって活動してもらった中で、短い練習しかないが、序列を崩してもらうというところで新しく加わってもらった選手のプレーを見ていた」と明かした。

 その結果、三笘は左サイドのポジションで出場機会を掴み、他の3選手は外れる形となった様子。それでも森保監督は「メンバーに入れなかった選手はもちろんいるが、彼らの今の力と、将来伸びしろがもっともっとあるということで評価して、代表メンバーに加わってもらっている。出場できなかった選手たちにとって悔しい思い出しかなかったかもしれないが、私自身は代表活動で試合に出る選手、ベンチに入る選手、サポートに回る選手も含め、この経験があって必ず成長につながると確信を持って招集させてもらっている。今回初めて招集させてもらった選手、そして期間を空けて招集させてもらった選手も含め、厳しいアジア最終予選のチームメンバーとして戦ったことで今後の成長につながると確信しているし、その願いも持っている」と今後の成長に期待していた。

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