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U-17日本高校選抜が始動。才能たちが合宿の経験、活躍を選手権や来年に繋げる

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U-17日本高校選抜がJヴィレッジで合宿をスタート

 今夏のインターハイ優秀選手や同大会で活躍した1、2年生選手を中心に構成されたU-17日本高校サッカー選抜が24日、Jヴィレッジ(福島)で5日間の合宿をスタートした。

 この日の夕方に集合した選手たちは、プリンスリーグ関西出場後に合流するDF保田成琉(阪南大高2年)を除き、早速トレーニング。前日にプリンスリーグ九州を戦ったMF大迫塁(神村学園高2年)とFW福田師王(神村学園高2年)は部分参加だったが、他の17選手が蒲原晶昭監督(佐賀東高)らコーチングスタッフの指導の下、パス&コントロールや2チームに分かれてゲーム形式の7対7を実施した。

 10分×2本実施された7対7では、黄色ビブスチームのMF堀川大夢(流通経済大柏高2年)がパス交換から右足シュートを叩き込んで先制点。対する赤ビブスはMF阪田澪哉(東山高2年)の縦突破とクロスからMF木村匡吾(岡山学芸館高2年)が同点ゴールを決めた。

 味方の動きやボールの動かし方などの特長を確認しながら、アグレッシブなプレーも見せ合って1-1で終了。堀川は「非常に楽しいですし、コミュニケーションを取ってやっています。強度はもっともっと上げていかないといけない」と語った。

 U-17日本高校選抜は来春も活動が実施される見通し。選手たちはU-17日本高校選抜に選ばれ続けること、また一つ上の世代に当たる日本高校選抜に選ばれることが目標となる。今回参加していない他の1、2年生たちとの競争に勝ち、また選ばれるためにも、合宿の経験を12月28日開幕の全国高校選手権などの活躍に繋げれなければならない。
 
 年代別代表経験豊富な大迫は、「自分たちの代の高体連の選手が集まる機会はあまりないので、面白そうと思いました。まずはこういういきなり集まった人たちの中でも存在感を出しながら、しっかり結果を残してチームに戻って良い状態で選手権に臨めるようにしたいです」とコメント。また今年、2学年上の日本高校選抜を経験している福田は、合宿へ向けて「いつも通り、自分の得点でチームを勝たせることしか考えていないので、点数・結果で示していきたいです」と意気込みを語った。

 U-17日本高校選抜は今回の合宿期間中、福島県選抜、横浜FCユース、U-16日本代表とリーグ戦形式で対戦。年代別日本代表の関係者たちやスカウトたちにも自分の力をアピールする。

(取材・文 吉田太郎、取材協力=高校サッカー年鑑)
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