beacon

中学3年で鹿児島トップチーム2種登録。U-16日本代表候補初招集の左SB小島凛士郎が推進力ある動き

このエントリーをはてなブックマークに追加

左SB小島凛士郎(鹿児島U-18)は対人の強さを発揮した

[11.25 Jヴィレッジドリームカップ U-16日本代表候補 0-0 横浜FCユース Jヴィレッジ]

 U-16日本代表候補初招集のDF小島凛士郎(鹿児島ユナイテッドFC U-18)が左SBとして先発。後半15分まで出場した。中学3年生だった20年9月に鹿児島ユナイテッドFCトップチームに2種登録。エリートリーグに出場するなど経験を重ねていた左利きのDFは、以前から代表チームの大枠候補に入っていたようだが、今回チャンスを掴んだ。

 前への推進力が魅力。この日は積極的にボールを呼び込み、崩しに係わろうとしていた。前半32分には高い位置での力強いインターセプトでFW貴田遼河(名古屋U-18)のシュートシーンを演出。局面の強さを発揮し、五分五分のものをマイボールに変えていた。

 代表チームで初となる対外試合。さすがに緊張した部分もあったようだ。小島は「代表としてプレーするのは初めてで硬くなってしまったところもあるけれど、味方からのロングボールの処理や1対1の球際では良い場面もつくれた」と振り返る。

 一方で、「プレッシャーが自分にかかっている時の前への配球と、ビルドアップの時の周りとの連携はもっと改善していきたい」とコメント。この後の2試合では強みを出すこと以上に勝利を目指していく。

「次の試合は自分がどうこうと言うより、何としてでも勝ちを掴み取り、そこに自分の良さが絡んでくるような試合にしたい」。鹿児島期待の星が、白星に繋がる活躍をして代表チームに定着する。

(取材・文 吉田太郎)

TOP