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室屋成、15位ハノーファーの現状や不出場続く日本代表に言及「さらなるモチベーション」

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ハノーファーに所属するDF室屋成

 ブンデスリーガ2部ハノーファーに所属する日本代表DF室屋成が、ドイツ紙『ビルト』の取材でチームの現状や自身の目標などを語った。

 室屋は2020年夏にFC東京から完全移籍で加入。昨季まで日本代表MF原口元気も在籍したハノーファーでは、これまで公式戦47試合に出場し、6アシストを記録。スコアレスに終わった直近のパダーボルン戦でのプレーを受け、敵将ルーカス・クワスニオク監督に「ピッチ上でのベストマンはムロヤだった」と称賛されていた。

 クラブの公式ウェブサイトや『キッカー』でもその試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた室屋だが、意外な方面からの賛辞について知ったのは2日後。「母からの電話で初めて知りました。とても光栄なことだと思います」と明かすも、パダーボルン戦では「僕が決めなければいけない場面があり、悔しかったです」と悔しさを口に。また、勝ち点14で15位に沈むハノーファーについて「状況は深刻ですし、厳しいです。だからこそ、自分もさらにハードワークをしてパフォーマンスを発揮しなければいけないと考えます」と述べた。

 ドイツではいまだ無得点だが、室屋は微笑みながら「チームメイトたちにずいぶんプレッシャーかけられていますね」とコメント。真剣な表情に切り替え、「とにかくハノーファーでの初ゴールを挙げたいです」と守備に限らず攻撃の面でもチームに貢献したい思いを強調。続けて「2部での僕たちの状況に集中しています」と語りつつ、「夢は1部でプレーすることです。それこそ自分の大きな目標」と熱意を込めて語った。

 また、室屋は夏にウニオン・ベルリンへ向かった原口との交流についても言及。「元気君からはよく連絡があり、ハノーファーの全試合を見てくれているようです。試合前にはいつも『勝ってくれ!』と言われています」と明かした。さらに一緒に現地に住む妻と2歳の長男は「ハノーファーがすごく居心地良く、この冬は日本に帰らないでここに残りたいと言っていました」と年末年始は家族とともドイツで過ごす予定だとも語っている。

 なおクラブ公式サイトも、同選手のコメントを紹介。最近日本代表での出場機会が減っていることについて、「長距離移動の疲れは確かにあり、プレーしないのもメンタルの面でチャレンジ。ただ、それは自分にとって良いパフォーマンスを見せるためのさらなるモチベーションとなります」と前向きに語っていた。

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