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R・マドリーが2季ぶりスーペルコパ制覇!! モドリッチ&ベンゼマで2発、終盤に退場者もクルトワPKストップ

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MFルカ・モドリッチが先制弾

[1.16 スーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝 R・マドリー 2-0 ビルバオ]

 スーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペインスーパー杯)は16日、決勝戦を行い、レアル・マドリービルバオを2-0で破った。R・マドリーは一昨季に続いて2シーズンぶり12回目のスーペルコパ制覇となった。

 スーペルコパ・デ・エスパーニャは前年度のコパ・デル・レイ覇者と準優勝チーム、その2チームを除いたラ・リーガ上位2チームが出場する大会。かつてはシーズン序盤の名物行事だったが、2018-19シーズンからは国外に開催地が移転され、19-20シーズンからは冬開催となっている。昨季はコロナ禍の影響で国内開催。今大会は一昨季に続きサウジアラビア・リヤドで行われている。

 準決勝ではラ・リーガ王者のアトレティコ・マドリー、コパ・デル・レイ覇者のバルセロナが揃って敗退。A・マドリーを倒したビルバオ、バルセロナを倒したR・マドリーが決勝戦で激突した。

 試合の主導権を握ったのは今季のラ・リーガで独走中のR・マドリー。バルセロナ戦が延長戦にもつれ込んだため疲労も懸念されたが、序盤からFWカリム・ベンゼマ、MFカゼミーロが惜しいシュートを放った。

 そして前半38分、優位を保ったまま先手を取った。カゼミーロの縦パスがMFルカ・モドリッチに入り、ショートカウンター攻撃をスタートさせると、右サイドに展開。FWロドリゴ・ゴエスがドリブルで切れ込み、ペナルティエリアまで侵入してマイナス方向のパスを送り、最後はモドリッチがダイレクトでゴール右上隅に突き刺した。

 ビルバオは後半開始時、FWアレックス・ベレンゲルに代わってFWニコ・ウィリアムズを投入。19歳の若きストライカーに追い上げを託した。

 ところが後半5分、R・マドリーはDFルーカス・バスケスの折り返しにベンゼマが反応すると、放ったシュートがDFジェライ・アルバレスの腕に直撃。一度はプレーが流されたが、VARの介入を受けてオンフィールドレビューが行われた。その結果、R・マドリーがPKを獲得。これをベンゼマが落ち着いて左に決め、リードを2点に広げた。

 そのまま試合は終盤にもつれ込んだが、後半42分にはビルバオがR・マドリーを追い詰める。左サイドからのクロスに反応したFWラウール・ガルシアのヘッドがDFエデル・ミリトンの手に当たると、VAR介入の結果、ビルバオがPKを獲得。ミリトンは決定機を阻止したとして退場処分が下された。

 それでも後半43分、R・ガルシアのPKはGKティボー・クルトワがストップ。クルトワは読みを外して横っ飛びしていたが、残った足で奇跡的なスーパーセーブを見せた。試合はそのままタイムアップ。10人のR・マドリーが2-0で勝利し、同じサウジアラビア開催となった一昨季以来のタイトル奪還を果たした。


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