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主審のミスの影響で敗北のミラン、ピオリは落胆「捻じ曲げられ奇妙な試合。責任の半分は主審に」

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 ミランの指揮官ステファノ・ピオリが、17日のスペツィア戦終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じ、試合の結果に大きな影響を与えた主審のミスを批判した。

2位ミランは17日、セリエA第22節においてスペツィアと対戦。前日にアタランタと引き分けた首位インテルを追い越し、首位に浮上する絶好のチャンスとなった。だが1-1で迎えた後半アディショナルタイムにおいて、主審が重大なミスを犯した。スペツィアのペナルティエリア付近のファウルでミランのアドバンテージを取らずに笛を吹き、直後にネットを揺らしたFWジュニオール・メッシアスによる美しいゴールを取り消した。動揺したミランは試合終了間際にスペツィアのカウンターを受けて失点。1-2と敗れた。ピオリは試合終了後、落胆を隠せない。

「選手たちを落ち着かせようとしたが、無理だった。その証拠に2失点目を喫してしまった。主審のミスが不利に働いたことが頭にあり、冷静さを失ってしまった。残念だ。確かに責任は自分たちにもあるが、今日に関しては主審のジャッジにも、半分責任があるはずだ」

「主審から謝罪はあった。不思議なことに、主審は試合を通して微妙なプレーには笛を吹かなかったのに、あの場面に限って笛を吹いた。もしかしたらファウルでさえなかったのかもしれない。残念だ。スペツィアのGKは信じられないようなセーブを見せたが、我々も決定力が足りなかった。勝利を収めるチャンスは何度かあったにも関わらず、負けることになってしまった。これはつらい」

「今日の試合が我々の歩みに影響を与えることになるか? 影響を受けてはならないし、今後の試合次第だ。こんな空振りの冗談なんて必要なかった。我々は今日の勝利を強く望んでいたが、これからは次戦へ集中したい。どのチームにも、捻じ曲げられた奇妙な試合に直面することは起こり得る。それでも我々は、力強く走り出さなければならない」

ミランは23日の次節において、5位ユヴェントスとの対決を迎える。ピオリは「今日のような敗北の後に、こんな対決がやって来るのは良いことだ」と意気込みを示し、前を向いた。
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