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シャビ、再び招集外濃厚のデンベレについて「状況は変わっていないし代案は存在しない。すべては彼次第だ」

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会見に出席したシャビ・エルナンデス監督

 バルセロナは23日にラ・リーガ第22節、敵地メンディソロサでのアラベス戦に臨む。前日会見に出席したシャビ・エルナンデス監督は、2-3で敗れたミッドウィークのコパ・デル・レイ4回戦(ベスト16)、アスレティック・ビルバオ戦を教訓にして、この試合に望む必要性を説いている。

「あの試合を分析したが、思うに相手はインテンシティー、ハートで私たちに勝っていた。あの日のチームはそれらを欠いていたんだ。あの一戦は、インテンシティーが対等でなくては成り立たなかったが、そうできなかったんだよ。そして明日のビトリアでの試合についても、ほとんど同じことが言えるだろう」

 アスレティック戦では相手のプレッシングをはがすことに苦労していたが、ホセ・ルイス・メンディリバル監督率いるアラベスも同じようにバルセロナを圧迫してくることが予想される。シャビ監督は、プレッシングを受ける中盤の選手たちにどのようなことを指示しているのだろうか。

「彼らには前を向いてプレーできたときに優位性を求めるよう指示している。シュートチャンスを手にするため、人数をかけてペナルティーエリアに到達するようにね。またビルドアップでは8対6になる状況を求めている。私たちは選手たちに解決法を与えて、そして選手たちがどの方法を用いるのかを選択する」

 自身について「楽観的であり続けているし、そうでなければ家に帰っているよ」と強調するシャビ監督。では、心配していることはあるのかと問われると、こう返答している。

「結果だね。考えていたよりも時間がかかっている。結果については心配している。1週間、良い練習を実現したと思っても、結果が出ない。私たちにはポジティブな結果が必要だ。自分たちのプレーモデル、アイデアを信じているし、落ち着かなくてはならない」

 契約延長交渉の決裂によりアスレティック・ビルバオ戦で招集外となったFWウスマン・デンベレが、招集メンバーに名を連ねる可能性はもうないのだろうか。シャビ監督は、デンベレが契約を延長するか退団しない限りは、同じ状況が続くことを示唆している。

「招集メンバーは明日発表する。彼が遠征に参加するかは決まっていない」

「(冬の移籍市場が閉まるまで)まだ日にちがあるし、彼は状況を理解している。状況は変わっていないし、代案は存在しない」

「彼は良い姿勢で練習に取り組んでいる。状況は理解しているし、すべては彼次第となっている」

 シャビ監督はまた、アスレティック戦で再び負傷し、手術を受ける可能性もあるFWアンス・ファティの状態についても説明している。

「彼はとてもショックを受けている。とても難しい状況だ。月曜にアンス、彼の家族、医療スタッフとともに話し合いが行われる。そこで、どういった決断が下されか次第だ」

「この冬のストライカー獲得? 私たちはそのために働いている。クラブとは何度も話し合っているよ。チームが補強を必要としていることを明確だ。人件費など限界に達しているが、どうなるか見てみよう」

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