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なでしこジャパンFW田中美南がベトナム戦での“雪辱”誓う「ゴールを獲って貢献したい」

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なでしこジャパンFW田中美南

 日本女子代表(なでしこジャパン)FW田中美南が、次戦ベトナム戦での“雪辱”を誓った。

 21日に行われた女子アジア杯初戦のミャンマー戦(○5-0)の先制点は、2トップの関係性から生まれていた。新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出た影響でFW岩渕真奈を欠く戦いを強いられたなでしこジャパンは、田中とFW植木理子が2トップを組んで先発。「コンビネーション」を第一に考えていたという田中が経験の浅い植木をフォローした。

 すると前半22分、右サイドでMF長谷川唯がボールを受けると、2トップはゴール前へ。田中はペナルティーエリア内に侵入した瞬間にチラッとファーサイドの植木を確認する。そこからニアサイドに加速しスペースを空けると、植木が勢いよく飛び込み、ヘディングでゴールネットを揺らした。

「理子とのコンビネーションを考えたら自分が間で受けれるシーンが多かった。自分が前を向いた中で、理子の“アクションを見ながら”パスを選択したりというシーンがあったので、それはそれで良かったと思います」

 しかし「ゴールに向かう迫力を最初からさらしたかった」と前半1分、4分に立て続けにミャンマーゴールを脅かし続けた田中だが、前半終了とともに途中交代を余儀なくされた。池田太監督からは「連戦が続くから」と説明があったようだが、チームは後半に4ゴールを挙げて5-0大勝。ストライカーとして悔しさがないわけがない。

 24日のベトナム戦には、もちろん強い気持ちを持って臨む。「もう少し強引にゴールを狙っても良かった」と反省した田中は、「ゴールを獲ってチームに貢献したい」と力強く話した。

(取材・文 成田敏彬)
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