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成宮2発にキャプテン熊谷も決めた! なでしこジャパンがベトナムを3-0で下し、アジア杯準々決勝進出決定

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なでしこジャパンがベトナムに3発快勝

[1.24 女子アジア杯C組 ベトナム 0-3 日本]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は24日、女子アジア杯グループC第2戦でベトナム女子代表と対戦し、3-0で勝利した。日本は、第1戦のミャンマー戦(○5-0)に続く2連勝。同グループもう1試合で、韓国(1勝)がミャンマー(1敗)に勝利したため、日本の2位以上が確定し、アジア杯準々決勝進出が決まった。

 池田太監督は21日に行われたミャンマー戦から先発メンバー8人を変更。初戦と同じく4-4-2のシステムを採用し、中2日のベトナム戦に臨んだ。

 GKは田中桃子(東京NB)が務め、最終ラインは左からDF乗松瑠華(大宮V)、DF熊谷紗希(バイエルン)、DF高橋はな(浦和)、DF清水梨紗(東京NB)。中盤はMF猶本光(浦和)とMF隅田凜((マイ仙台)がボランチを組み、両サイドは左にMF遠藤純(エンジェル・シティFC)、右にMF成宮唯(I神戸)。2トップにはFW菅澤優衣香(浦和)とFW田中美南(I神戸)が並んだ。

 日本は試合開始から守備でアグレッシブさを見せると、前線でボールを奪い、そこから攻撃を組み立てた。しかし、フィニッシュのところで精度を欠き、ゴールを奪えないまま時間だけが過ぎる。

 前半24分には、右サイドから遠藤がコーナーキックを蹴り込むと、ボールはゴール前を通り過ぎ、ファーサイドでフリーとなっていた成宮の元に。この決定機は、キックがミートせずものにできなかった。

 日本は立て続けに田中、菅澤の2トップや猶本がゴールに迫るが、シュートはベトナムのGKキム・タン・チャン・ティに阻まれ、先制点が遠い。

 それでも、前半38分に成宮がゴールネットを揺らした。左サイドでボールを受けた高橋が右足でゴールに向かうようなクロスを送ると、そこに日本の選手はいない。GKが難なく処理をするかと思われたが、ボールをファンブル。このこぼれ球にファーサイドにいた成宮が素早く反応し、ゴールに流し込んだ。成宮はミャンマー戦に続く2戦連発弾で待望の先制点を奪った。

 前半ボールを握った日本だったが、得点はこの1点のみ。1-0で前半の45分を折り返すと、池田監督は後半から菅澤に代えてMF宮澤ひなたをピッチへ送り込んだ。

 すると、後半5分に日本が追加点を挙げた。左サイドでフリーキックを得ると、猶本が右足で入れたボールに田中がヘディング弾。シュートはGKの手をかすめてポストに弾かれたが、熊谷がセカンドボールを押し込みネットを揺らした。

 後半の早い時間で2点目を決めた日本は、同11分に2枚替え。熊谷、清水を下げてDF宮川麻都、DF宝田沙織を投入。熊谷が抜けたセンターバックに乗松が入り、宮川は左サイドバックでプレーした。

 後半13分、さらに日本がリードを広げる。左サイド高い位置でフリーキックを得ると、猶本が蹴り込んだボールにファーサイドで構えていた成宮がボレーシュート。成宮はこの試合2ゴール目となる今大会通算3点目を記録した。

 日本は3点リードとし、試合を優位に進めると、池田監督は中2日連戦を考慮し、選手交代。後半18分に猶本に代えてMF長野風花をピッチへ。同22分には田中を下げて、FW植木理子を送り込んだ。

 試合はその後スコアが動かないままタイムアップ。3-0で日本が勝利した。この結果、日本の2位以上が確定し、準々決勝進出が決定。中2日で行われる韓国戦では、勝ち点6で並ぶ両国だが、日本が得失点差で上回っているため、引き分け以上で1位通過が決まる。

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