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[関東]「マグレではない」東京国際大は苦しみながらも開幕6連勝!明治大は土壇場被弾で連勝止まる:第6節

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東京国際大が前半に奪った1点を守り抜いて開幕6連勝を飾った

 JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦1部の第6節が14日と15日に行われた。

 東京国際大が苦しみながらも開幕6連勝を決めた。5試合で奪った17得点が示すように、これまで快勝で勝ち星を積み上げてきた東国大だったが、流石に相手も研究。相手の国士舘大は、好調の2トップFW佐川洸介(4年=C大阪U-18)とFW師岡柊生(4年=日本航空高)にマークをつけて対策した。

 しかし前半31分、蹴り直しのCKがゴール前でこぼれると、混戦をMF村木龍晟(4年=実践学園高)が押し込んで東国大が先制に成功。後半は押し込まれる場面も多く、さらに同33分にDF秋元拓巳(4年=千葉U-18)が2枚目の警告を受けて退場となるなど苦しい戦いを強いられたが、キャプテンマークを巻くGK林祥太郎(4年=C大阪U-18)を中心とした守備陣が最後まで集中力を切らすことはなかった。

 前田秀樹監督は「今日は国士さんも分析していて、佐川にアンカーがついて、モロ(師岡)には2枚ついていた。苦しいゲーム展開でしたが、リスタートで点が取れたのは良かった」とホッと一息。また無失点で耐えた守備陣についても、「守備には自信を持っているので大崩れはしないと思った。国士さんの方が良かったので、ラッキーな部分もあったけど、よく凌いだ。サッカーで難しいのは1点を守り切ること。それが出来るのはある程度の力があるということ。マグレだと言ってきたが、そうではないのかなと思います」と手ごたえを話した。

 開幕戦を落としたものの、4連勝で首位を追っていた明治大は、今季まだ勝利のない早稲田大と対戦。後半19分にPKを貰ったMF熊取谷一星(2年=浜松開誠館高)が自ら決めて先制に成功したが、試合終了間際の同アディショナルタイム2分に途中出場のFW奥田陽琉(3年=柏U-18)に同点弾を決められてしまった。

 試合は1-1のドローで終わり、明治大の連勝は4で止まった。栗田大輔監督は「今日は勝ち点2を落とした。最後に響いてくると思っています」と肩を落としたが、選手個々のパフォーマンスについては一定の評価を与えると、「僕たちは勝ち点を積み上げていくだけかなと思います」と切り替えを強調していた。

 一方の早稲田大は今季2度目のドローで勝ち点を獲得したものの、開幕からの未勝利は6戦に伸びた。ただ今節より怪我で出遅れていたDF鈴木俊也(4年=早稲田実高/大宮内定)と、DF監物拓歩(3年=清水ユース)が復帰。外池大亮監督は「チームを担う存在としてピッチに戻ってきてくれたことは心強いです」と今後の巻き返しのキーマンとなりうる2人に更なる期待を寄せていた。

 拓殖大は今節が今季初戦となった法政大に4-0で圧勝。3勝目を挙げて、勝ち点10で3位に浮上。桐蔭横浜大を4-0で下した東洋大も4位に浮上した。

 また苦戦していた駒澤大は、順天堂大に3-0で快勝し、5試合目で今季初勝利。一方で筑波大と1-1で引き分けた流通経済大は、早稲田大とともに未勝利が続いている。

【第6節】
(5月14日)
[保土ヶ谷公園サッカー場]
法政大 0-4 拓殖大
[拓]三浦敏邦2(29分、53分)、稲木蒼史(90分+1)、浅倉廉(90分+3)

桐蔭横浜大 0-4 東洋大
[東]室井彗佑2(17分、38分)、伊藤恵亮(54分)、小野田龍剛(71分)

[江戸川区陸上競技場]
駒澤大 3-0 順天堂大
[駒]小島心都(20分)、近藤稜真(77分)、欠畑魁星(87分)

[流通経済大学龍ヶ崎フィールド]
流通経済大 2-2 筑波大
[流]加瀬直輝(20分)、小林心(88分)
[筑]庄司夢ノ介(51分)、田村蒼生(80分)

(5月15日)
[AGFフィールド]
国士舘大 0-1 東京国際大
[東]村木龍晟(31分)

明治大 1-1 早稲田大
[明]熊取谷一星(64分)
[早]奥田陽琉(90分+3)
●第96回関東大学L特集

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