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マンCがプレミアリーグ連覇達成! たった5分間で“奇跡”の大逆転劇…2点ビハインドからギュンドアン&ロドリで怒涛3発

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マンチェスター・Cがプレミアリーグ連覇を決めた

[5.22 プレミアリーグ第38節 マンチェスター・C 3-2 アストン・ビラ]

 プレミアリーグは22日に第38節を行った。首位マンチェスター・シティはアストン・ビラに3-2で勝利。0-2のビハインドから5分間で逆転し、プレミアリーグ連覇を果たした。

 最終節まで優勝がもつれ込んだプレミアリーグ。連覇を狙うシティは、2位リバプールと勝ち点1差で首位に立つ。今節の相手、アストン・ビラに勝利を収めれば優勝が決定。しかし引き分け以下の場合は、リバプールの結果次第で優勝を逃すことになる。

 前半はシティが試合を支配するも、得点は奪えない。すると、前半37分に均衡が破れる。最初にスコアを動かしたのはアストン・ビラだ。DFリュカ・ディーニュが左サイドから大きくクロス。ゴール前に飛び込んできたDFマティ・キャッシュが頭で合わせ、ゴールに叩き込んだ。

 シティは前半で9本のシュートを放つが、同点に追いつくことはできない。最初の45分間は0-1でリードを許し、後半に折り返した。同時刻開催のリバプールも前半を終え、ウォルバーハンプトンと1-1。このままいけば、シティの優勝が決まる。最後の45分間が始まった。

 シティはハーフタイムに交代カードを切る。退団を表明しているMFフェルナンジーニョに代えてDFオレクサンドル・ジンチェンコを投入。4バックの並びでDFジョアン・カンセロが左SBから右SBに、ジンチェンコが左SBに入る。DFジョン・ストーンズとDFエメリク・ラポルトがCBに入った。

 さらにシティは後半11分にFWリヤド・マフレズを下げ、FWラヒーム・スターリングを出場させる。その後もセットプレーでチャンスを作り、またパスワークで敵陣PA内に入り込むが、決定機を作ることがなかなかできない。同22分にはPA左手前でFKを獲得。キッカーはMFケビン・デ・ブライネ。しかしゴールの枠を捉えれらない。

 シティは後半23分、MFベルナルド・シウバに代えてMFイルカイ・ギュンドアンを入れる。しかし、直後に失点。アストン・ビラはGKロビン・オルセンのゴールキックからFWオリー・ワトキンスがヘディングで前線へ。反応したのはMFフィリペ・コウチーニョ。カットインから右足シュートを沈め、2-0と点差を広げた。

 シティは後半31分、ようやく1点を返す。右サイドからスターリングがクロス。ファーサイドのギュンドアンが渾身のヘディングシュートを叩き込む。残り15分で1-2と点差を縮めた。

 さらにその2分後、シティは試合を振り出しに戻す。ジンチェンコが左サイドからドリブル突破でPA左に進入。マイナス方向にパスを出すと、PA手前からMFロドリが右足ダイレクト。ゴール左角に流し込み、2-2と同点に追いついた。

 そして後半36分、シティは優勝を自力で掴みにかかる。相手のクリアしそこなったボールをデ・ブライネがPA右手前で奪い、そのままPA右に進入。深い位置からファーサイドにグラウンダーのクロスを送ると、ギュンドアンがゴールに押し込む。たった5分間で3-2と試合をひっくり返した。

 シティは後半アディショナルタイムにアクシデント。GKエデルソン・モラエスが筋肉系の異常を訴えて倒れ込む。しかし、交代回数はすでに使い切っており、交代はできない。そのままプレーを続けることになった。

 シティはそのまま残り時間をしのぎ切り、3-2で試合終了。他会場の2位リバプールも3-1で勝利したが、首位シティの勝利で無条件に優勝決定。今季はカップ戦を軒並み落としていたが、プレミアリーグは昨季に続く連覇で8度目の戴冠となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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