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U-21日本代表 U23アジアカップメンバー発表 大岩剛監督オンライン会見要旨

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大岩剛監督

 日本サッカー協会(JFA)は24日、オンラインで記者会見を行い、6月にウズベキスタンで行われるAFC U23アジアカップ ウズベキスタン2022に参加するU-21日本代表メンバーを発表した。

 メンバー発表会見では、大岩剛監督が質疑に答えた。要旨は以下のとおり。

大岩剛監督
「Jリーグの各クラブの関係者の皆さまに多大なご協力をしていただき、非常に感謝をしている。難しいタイミングでのアジアカップへの参加になるが、Jリーグクラブの協力があって参加することができる。非常に感謝をしている」

──選手の数が少ない。
「最大で23人の登録が可能だが、現在21人の発表になっている。明日と週末の2試合を戦ってIMD(インターナショナルマッチデー)に入るので、怪我やコンディションを見て、今回21人で発表した。この2試合を戦った上で残りの2人を発表する形をとる。われわれはJリーグクラブ、海外クラブとお互いに尊重しながら進めている。正式にメンバーが決まってから背番号も発表したい。中盤から前線にかけての選手を発表できればと思っている」

──メンバーを選ぶ基準は何だったか。
「今大会は最大で6試合。最初の予選リーグを勝ち抜けばの話になるが、中2日のタフなゲームが待っている。しっかりとコンディション良く、タフに戦える選手たちを求めて、選手選考をした」

──前回のドバイ杯同様、ポリバレント性を求めるか。
「各クラブで高いパフォーマンスを発揮しているポジションもそうだが、われわれの戦術的な要素も含めて、違うポジションでやってもらう場合はある。それは過去3回の活動の中で、選手たちに求めていた部分。そういうところも選手たちには求めていきたい」

──キャプテンに求めたい要素は。
「チーム内におけるキャプテン候補は何人もいる。試合に出場するしないも含めて、ゲームの直前に決めながら選手に伝えていきたい」

──三戸舜介がトレーニングキャンプで追加招集という形にもかかわらず、今回招集された。
「舜介に関して言えば、前回のトレーニングキャンプでのパフォーマンス、いま出場している新潟でのパフォーマンスをリサーチした。プレー面とメンタル面で自信を持ってプレーしている。先日のトレーニングキャンプでは、普段と違うポジションでプレーをした中で、非常にいいアクションを起こした。期待する選手の一人」

──9月のアジア大会が延期。今大会への臨み方は変わるか。
「今後のことも考えてグループを成熟させる、成長させるということに関していえば、いろんなことが起こる中で、積み上げや成長は期待していく。今回のアジア杯は、今後の我々の予選に関わる大会。全力で優勝を目指していく。一試合一試合で勝ちに行きながら、それが結果的に成長や積み上げになっていけばいい。9月のアジア大会はなくなったが、いろいろなアクシデントはある。ひとつの活動に対してしっかりと集中してやっていく。まずは優勝に向かってやっていきたい」

──未選出の2人はトレーニングキャンプ参加者か。
「アジア杯に対する登録人数は、50人登録をしている。直近のトレーニングキャンプに参加している選手から招集することはごく自然なこと。コンディションやチーム事情で選ぶ。優先的に選ばれる選手は、両方をしっかりと加味した中で選出していく」

──松岡大起の現状をどう捉えているか。
「現状、出場時間が徐々に増えてきている。先日エスパルスの練習にも視察に行った。非常にいいコンディション。ポテンシャルも含めて、彼のキャラクターは今回の日本代表には必要な戦力。昨年と状況は違うかもしれないが、いまのパフォーマンスを見れば、しっかりとこのチームで能力を発揮してくれる」

──4人の選手が海外でプレーしている。日本サッカーにおいて重要なことか。
「今後われわれのグループからも海外に移籍する選手は増えていく。サムライブルーがそうだが、各国で試合に出続けることで、その厳しさを日本代表に持ち込んでほしい。もっと海外組が増えて、もっとレベルが高いグループにしていきたい」

──今大会で優勝するために大事だと考えていることは。
「3月のドバイ杯を通じて、コロナ禍で国際試合がない中で、アジアで戦うことの難しさをひさびさに感じることができた。優勝できたが、特に決勝のサウジアラビア戦はレベルの高さを体感した。しっかりとそれを踏まえて準備したい。予選リーグを戦う中で、一つひとつのゲームを勝ち切る準備をしたい」

──核になるメンバーが決まってくる大会になるか。
「各クラブで高いレベルのパフォーマンスをしている選手は、この先も海外に行ったり、いろんなことが起こりうる。常に試合に出たり、いいパフォーマンスをし続けることが重要になる。見極めながら、そういう選手が増えるような活動にしていきたい。選手を成長させたい」

──期待できるメンバーが揃った。
「ボランチも含めて、縦のラインを非常に重要視している。そこでチームとしての戦い方が半分以上決まっていく。しっかりとした軸があり、その軸が多ければ多いほど強いチームになる。しっかりと選手を引き上げて、成長させたい」

──今回選出外となった選手たちへの期待は。
「この大会は我々にとっても重要なもの。そして、この大会が基準になる。この中からサムライブルーに行く選手、さらにU-19から上がってくる選手、大学生も含まれていく。いい刺激になるような結果を残す。最前線にいるというグループでい続けたい」

──招集タイミングが分かれた選手の違いは。
「IMDが29日以降なので、各クラブの試合が終わった時点で、われわれのグループに参加する。途中で試合に出場せずに合流するということはない。各クラブの協力があって活動ができる。そこは各クラブとコミュニケーションを取っている」

──ドバイ杯の成果は守備面だった。今大会もコンセプトの徹底を図るか。
「チームコンセプトとして守備面は、11人全員で前線から連動した守備を掲げている。守備はFWから、攻撃はGKから。そこを求めつつ相手の特徴やシステムによっては戦術を使い分けながら、徹底した守備と攻撃のコンセプトをもう一回アップグレードしたい」

──選手に対して、どのようなマネージメントを意識しているか。
「準備はとてもしている。資料はボリュームが多すぎるくらい準備している。短い時間の中でボリュームも大事だが、シンプルに伝えること。言語でしっかり伝える。熱量も含めて、アクションを伝えられればと思っている」

●AFC U23アジアカップ2022特集ページ

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