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暴動騒ぎで浦和、G大阪が謝罪

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 浦和レッズとガンバ大阪は18日、17日に埼玉スタジアムで行われたJ1第13節の浦和対G大阪戦で起きた“暴動騒ぎ”についてコメントを発表した。
 スポーツニッポンによると、主催チームの浦和は「家族連れの多いファンエリアに向かって断続的にモノが投げ込まれたことなど不快な思いをされた」浦和サポーターと、「安全確保のためとはいえ試合終了後スタンドに長い時間待機していただくなど不便を強いることになった」G大阪サポーターに対し、「主管クラブとして心からお詫び申し上げます」と謝罪。警察関係者が出動する騒動となったことについても「多くの方にご迷惑をお掛けしました」と、試合運営面での不手際を認めた。
 また、ホーム、アウェーサポーターの間の緩衝地帯拡大や、セキュリティーチームの発足など、警備体制の見直しを検討することを明言した。

 G大阪側は「ガンバサポーターエリアから、レッズサポーターの皆様へ対しての挑発行為があり、その行為によって、様々な騒動に発展した」と、試合前にG大阪サポーターが水風船を投げ込んだことが騒動の発端であることを認めて謝罪。悪質な行為を行った人物を特定して「サッカーファンとは認めず、永久入場禁止等の厳しい処分を行ってまいります」と厳罰を持って臨む姿勢を示した。
 また、試合後、G大阪の選手が円陣を組む勝利の儀式「輪になれ、なにわ」を行ったことについても「配慮が足りない点があった行為」「結果的に混乱を招いた一因」と認め、「ガンバ大阪選手・スタッフ一同、深くお詫びいたします」と全面謝罪した。
 「輪になれ、なにわ」については、浦和DF田中マルクス闘莉王が「喜び方にも限度がある。場所を考えてやれと言いたい」と指摘。両チームイレブンの小競り合いの発端となった。

(文 西山紘平)

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