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U-23日本代表・反町監督、U-23オーストラリア後会見要旨

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[7.24 国際親善試合 U-23日本代表 2-1 U-23オーストラリア代表 ホムスタ]

 U-23日本代表は24日、U-23オーストラリア代表と国際親善試合で対戦。先制されたものの、MF香川真司(C大阪)とFW岡崎慎司(清水)のゴールで2-1で逆転勝ちした。以下、U-23日本代表・反町康治監督会見要旨

●反町康治監督
「オリンピックの本番は、オーストラリアと同じかそれ以上のチームとの戦いとなる。その意味で今日オーストラリアに逆転勝利をあげたことは、チームにとって大きな自信になる。PK負けや同点のゲームがここのところ多かったから勝ちを素直によろこびたい。2点目は泥臭い点の取り方だった。私たちが目指してきたものが実現できたという達成感があった。
 1点目は、内田のルックアップから1人、2人、3人と練習でやってきた連動した動きがしっかりとできた。いままでやってきたことの成果が出た。2点目は、『大きいディフェンダーには低くいけ』といっていたことができた。サイドからのクロスが結果ため息で終わるケースが続いていたので、バシッと決まってよかったかなと思う。オーストラリアは4バックでWボランチ。かたく守ってきた。『これはアメリカに似ているかな』と思いながら戦った。このスタイルに自分たちの力で崩して点を入れることができたことはアメリカ対策として非常に大きい成果だ。
 セットプレーなどの高さ対策など準備はまだ必要なところも見えた。吉田は失点の反省から後半は高いボールを積極的にアタックしてくれた。試合の経験で大きく改善していると思う。プレスキックは内田や香川など何人かで蹴ることになるだろう。谷口は前もボランチも出来る。そのよさを生かして相手や流れや状況に合わせて使っていきたいと思っている。
 『ボディコンタクトの強さ運動量の多さ』内田の個性は、相手を崩す手段として有効であると思っている。オーストラリアは、Wボランチがかなり低い位置に構えており、その対応に付き合うことでサイドのエネルギーを無駄遣いしていた。豊田はブランクがあったから少しコミュニケーションがとれてないように思えたかもしれないが、このあとの練習で問題なく機能するようになると思う。
 今日のゲームプランとしては相手が先に足がとまる。後半勝負。そこへ梶山を入れて大きく動かすことを狙った。サイドの運動量が落ちなかったのは頼もしい。山本をGK使ったのは西川と山本を直前に使って試合勘をどちらも持って本番に臨んでもらうため。香川は過密スケジュールの中、今回はコンディションをととのえてきたので今日は非常によい状態だった。それが結果となって現れた。あの位置でゲームを作ることができるのはとても効果的だと考えている。

(戸塚)

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