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内田が高校時代以来の右MFでプレー、「楽しかった」

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[9.1 練習試合 日本代表0-1流通経済大]

 DF内田篤人(鹿島)が高校時代以来となる右サイドハーフでプレーした。1本目は本職の右サイドバックで先発。1本目終了時点でベンチに下がったが、「1本目が終わって(監督に)ちょっと待っててって言われた」と、2本目17分から唯一の再出場。2本目はDF駒野友一(磐田)が右サイドバックに入っていたため、岡田武史監督から指示されたポジションは右MFだった。
 「久しぶりにやりました。高2までやっていたので。ちょっと楽しかった」。元々はスピードを武器にした右サイドのアタッカーだった。ユース代表時代に俊足、身体能力を買われ、右サイドバックにコンバートされたが、当時の感覚は残っていた。サイドでボールを持つと、積極的に縦に突破し、チャンスを狙った。
 試合全体を通しては不満が残った。チームとして連動したプレスができず、攻守にチグハグだった。「プレスの意識が強すぎて、1回整ってから行かないといけないのに、バラバラになった。五輪でもそうだった」と唇をかんだ。
 右MFでの起用はあくまでオプションと見られ、6日のバーレーン戦は右サイドバックでの先発が濃厚だ。「ここは日本だし、向こうとは気候も違う。あした(2日)移動するので、これからだと思う」。高ぶる気持ちを抑え、決戦に向かう。

(取材・文 西山紘平)

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