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練習試合後の岡田監督コメント

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[9.1 練習試合 日本代表0-1流通経済大]

 6日のW杯アジア最終予選・バーレーン戦(マナマ)に向けて千葉県内で合宿していた日本代表が1日、流通経済大と練習試合(30分2本)を行い、0-1で敗れた。プレスが空転し、連動した攻撃も見られず、シュート数でも圧倒される完敗。岡田ジャパンは不安を残したまま、あす2日、バーレーンに向けて出発する。
以下、練習試合後の監督コメント

岡田武史監督
「この前のウルグアイ戦でできなかったディフェンスでプレッシャーをかけるというのが一番のポイントだったが、前半はなんでもかんでもイケイケになっていた。後半は“しっかり組織をつくってから行け”と指示したら、行けなくなった。バランスは悪かったが、加減は分かったと思う」

―収穫と課題は?
「飛び込んで行き過ぎたら、これぐらい(の相手)でもやられるということ。組織をつくった形で行けたらできるんじゃないかと分かったと思う」

―選手のコンディションは?
「2日間、激しくやったし、疲れている状況なのは分かっていた。新しい選手は意思の疎通ができていないかなと感じた」

―大学生相手に失点したが?
「失点どうのこうの言うより、全体として振られたり、プレッシャーに行ってかわされたり、そっちの方が大きな問題」

―仕上がりは順調なのか?
「この試合の内容、結果を含めて、今までやってきたことがここでは出せなかった。バーレーン戦に向けて仕上げていかないといけない」

―攻撃面は?
「中盤の人数が足りなくてFWの選手に中盤をやってもらったから。シンプルなボール回しからの早い攻撃というのができなかった。そこは見直さないといけない」

―バーレーン戦に向けて決意は?
「このゲームが一番大事。難しいゲームになると思うが、これを乗り越えれば、チームはまた一段上がる。なんとしても第1戦を乗り越えたい」

―プレスの加減というのは?
「イケイケになっていた。前もこういうゲームをやっていたが、普段(プレッシングサッカーを)自分のチームであまりやっていない選手もいる。こういうことが起こってもしょうがない。今までのことが生きていないというのではなく、それが今現われていないだけ。やり続けるだけ」

―守備の仕方を忘れていると言っていたが、それが戻っていない?
「戻っていないと言えば、戻ってない」

―プレスに連動性がなかったが?
「みんなイケイケで、ひとりひとりの気持ちは入っているけど。攻撃も前に急ぎすぎて、押し上げが足りない。こういうのは悪循環になる。ひとつ落ち着けば大丈夫だと思う」

―欧州組が入れば変わるのか?
「攻撃は変わると思う。ディフェンスはきっちりやる。ただ、あれだけ押し上げが遅いと、欧州組が入ってもひとりではできない」

―現地では戦術練習をやるのは難しいと思うが?
「向こう(バーレーン)もうちがどういうことをやるか分かっていると思う。セットプレー以外は隠す必要もないと思う。バーレーンとは何回もやってきているから」

(取材・文 西山紘平)

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