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天皇杯主力温存問題、大分・千葉への処分はなし

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 日本サッカー協会は14日の理事会で大分トリニータジェフユナイテッド千葉が天皇杯4回戦で主力を温存して敗退した問題を協議し、大分への具体的な処分を見送った。千葉は大分と事情が異なることを認め、審議対象とならなかった。 スポーツニッポンによると、この問題の背景にある大会日程などの問題をJリーグ将来構想委員会、天皇杯実施委員会で検討することを決めたという。

 犬飼基昭会長は主力を温存したクラブの姿勢を批判し、処分に言及していたが、天皇杯には、先発メンバーの直前の出場試合数などを定めたJリーグのいわゆる“ベストメンバー規定”は適用されない。そもそも千葉の場合は、この規定を適用した場合でも“違反”はしていなかった。

 田嶋幸三専務理事は「明確に罰則を与える規定がない」と説明した一方、今後について「抜本的に話し合わないと同じことは必ず起こる」として、議論になっている秋・春シーズン制への見直しも含めた早急な対策を両委員会に求めた。

(文 西山紘平) 

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