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[入れ替え戦]仙台vs磐田 監督会見要旨

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 J1・J2入れ替え戦は10日、ユアテックスタジアム仙台で第1戦を行い、J2・3位のベガルタ仙台はJ1・16位のジュビロ磐田と1-1で引き分け、ホームで痛恨のドローを喫した。前半41分に仙台のFWナジソンが先制点を決めたが、磐田も後半8分にMF松浦拓弥が同点ゴールを叩き込み、貴重なアウェーゴールを手にした。運命の第2戦は13日、磐田のホーム、ヤマハスタジアムで行われる。
以下、試合後の監督会見要旨

<仙台>
手倉森誠監督
「しっかりとした守備からの攻撃というのが前半機能して、うまく先制できたところまではよかったが、後半立ち上がりに相手のリズムになって、アウェーゴールを許してしまった。ただ、次につながる結果だった。次の試合で相手よりもひとつでも多く点を取って勝てば、昇格が決まるという可能性を残した引き分け。前向きに捉えて次に進みたい。大勢のサポーターになんとか勝利をプレゼントしたかったが、それができなかった分、アウェーで取り返してお礼をしたい」

―失点シーンは?
「後半立ち上がりに決定的なシーンがあり、入り方がよかった分、守備のポジショニングで相手のFWを間に置きすぎた。お互いがしっかり自分のマークにつくということが曖昧なポジショニングになり、ボランチがアプローチにいく距離が遠くなった。そこを修整して次に臨めば、失点は避けられると思う」

―右サイドからの攻撃が多かったが?
「右サイドの菅井は前にいけるタイプ。攻撃的な選手なので、どちらかというと右肩上がりになるのがうちのスタイル。左の磯崎には右サイドから攻撃しているときにリスクマネジメントをするようにという話をしていた」

―磐田の印象は?
「映像で見ていたときよりも、体がたくましいと思ったし、セカンドボールの競り合いがタフだと実感した。ただ、うちも負けていなかったと思うし、次もセカンドボールのところでたくましく戦わないといけない。今日ぶつかったことで選手もやれるんだという気持ちを持ったと思う」

<磐田>
ハンス・オフト監督
「まず選手たちを称えたい。プラン通り、イニシアチブを取って戦えて、相手に隙を与えなかった。前半終了間際に失点したのは残念だったが、ハーフタイムに選手には“この3ヵ月で最もいい試合をしているからこのまま続けろ”と声をかけた。松浦のゴールで1-1にしてからは、あまり押し上げず、コントロールした攻撃を仕掛けた。今日は1-1だったが、土曜日にもう1試合ある。我々が成し遂げたことはまだ0%。今日前半が終わり、土曜日が後半だと思っている」

―松浦については?
「彼は非常にポテンシャルの高い選手。最初のボールタッチがうまいので、そのままいい方向にいき、流れることができる。今日もそのポテンシャルを見せてくれたが、最後の5分は若さゆえに前に行ってしまった。そこは落ち着いてプレーしないといけない」

―後半2分の鈴木の交代は?
「ドクターと話して、痛みはあるが、ケガではないという話だった。プレーできるという話だったので出場させたが、最初に蹴ったときにあまりにも痛そうだったので、交代させることにした」

(取材・文 西山紘平)

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