beacon

凱旋ゴール狙う巻、地元・熊本での代表戦に「特別な感情」

このエントリーをはてなブックマークに追加
 故郷に錦を飾る。熊本出身の日本代表FW巻誠一郎(28=千葉)は20日のアジア杯予選・イエメン戦(熊本)に向け「お客さんにも是非楽しんでほしいし、僕らも全力で戦いたい」と意気込みを口にした。

 大津高を卒業し駒澤大に進学するまでの18年間を過ごした熊本。その地元で初めて開催される日本代表の試合を前に「特別な感情はある」と喜びをかみ締める。

 A代表では昨年5月27日のキリン杯・パラグアイ戦(0-0)を最後に先発はなく、その後招集された9試合は4試合に途中出場したのみで、昨年11月19日のW杯アジア最終予選・カタール戦(3-0)などはスタンド観戦に回った。「最近は出場時間もあんまり長くないけど、チャンスをもらえるように辛抱強く、いい準備をして待っているし、チャンスを逃さないようにという気持ちで毎回いる。今回もそれは変わらない」と力を込めた。

 岡田武史監督も「熊本だから巻を使うということはないが、彼が必要だからここにいるし、使うことにもなる」と話すように、途中出場の可能性は十分ある。これまでのうっ憤を晴らす凱旋ゴール。それを巻は当然狙っているし、スタンドに集まる地元の大観衆も待っているはずだ。

(取材・文 西山紘平)

TOP