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まだ「セーブしながら」の遠藤はフィンランド戦で最終テスト

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 日本代表の岡田武史監督は、右太もも痛からの復活を目指すMF遠藤保仁(G大阪)について、4日のキリンチャレンジ杯・フィンランド戦(国立)でテストする考えを明らかにした。コンディションが整わず、1月28日のアジア杯予選・バーレーン戦(0-1)はベンチ外。この日もボール回しでフリーマンに入るなど「セーブしながらという感じ」(岡田監督)で、まだまだ復調途上という印象は拭えなかった。「フィンランド戦ができるなら、半分はテストとして使おうと思っている」。11日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(日産ス)前、最後のテストマッチで遠藤の状態を最終確認するつもりだ。

 遠藤自身は「足の感覚は戻りつつある。あとは練習で上げていければいい」と順調な回復ぶりをアピール。フィンランド戦に向けても「セーブしながら90分やる気持ちではなく、最初から行けるところまで行く。それが90分になれば一番いいし、60分、70分ならそれはそれで、行けるところまでは全力を出して行ければいい」と強調した。

 元日の天皇杯決勝を除けば、フィンランド戦が遠藤にとっては09年初陣となる。バーレーン戦では遠藤不在の影響を色濃く感じさせただけに、早期の完全復活が待たれている。

<写真>練習中に岡田武史監督(左)と言葉をかわす遠藤保仁

(取材・文 西山紘平)

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