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日本vsフィンランド 公式練習後の選手コメント

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 日本代表は3日、キリンチャレンジ杯・フィンランド戦(4日、国立)に向け、試合会場の東京・国立競技場で公式練習を行った。腰痛のFW田中達也(浦和)はこの日も別メニュー調整で、欠場が確実になった。
以下、練習後の選手コメント

●FW田中達也(浦和)
―監督は無理させたくないと言っていたが?
「そうですね。やろうと思えばできるところまでは来ているけど、あしたやって悪化させたくないというのも正直ある。万全の状態で11日を迎えられるようにしたい」
―病院には行った?
「全然行ってない」
―オーストラリア戦に向けていいシミュレーションになる試合だったが?
「欧州組の選手も来てないし、自分も焦りはない。まずしっかり治して、いい状態でサッカーができるようにしたい」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―コンディションは?
「リバウンドもなく来れたし、あとはあしたの試合で全力を出して、試合感覚なり、そういうものを元に戻せれば一番いい。最初からいつものようにやるだけ。90分行ければベストだし、それはやってみないと分からない。つらい時間もあるだろうけど、それは試合中必ずある」
―セットプレーも蹴れる?
「基本的には何をしても痛みはない。蹴るときもあれば、他の人が蹴るときもあると思う。状況によってやっていきたい」
―不安は?
「特にない。ほぼいつも通り」
―あしたの試合で確認したいことは?
「自分自身の中ではボールの細かいタッチとか、頭でイメージしたことに体が反応してくれるかとか。そこを一番大事にしたい。連続したプレーの中でどれだけ冷静にできるか。ミスするときもあると思うけど、あまり気にせずやりたい。ボールタッチ(の感覚)などはやればやるだけ戻ってくる」
―オーストラリアをイメージして戦う?
「戦い方がまったく一緒なら考えるけど、そうではないから。自分たちのサッカーをこないだできなかったので、それを取り戻すことを意識してやりたい。大きい選手が多いと思うし、ロングボールやセカンドボールは意識していきたい」
―バーレーン戦を踏まえて修正するところは?
「あまり(縦に)急ぎすぎないようにはしたいけど、試合の中でみんなが感じてやるのが一番。僕が入ったからとかは関係ない。試合を落ち着かせることとかはやっていきたいけど、縦を狙うときははっきり狙えばいいし、僕自身は常に冷静にやっていきたい」

●MF中村憲剛(川崎F)
「プレッシャーをかけられたときに意図的に落ち着かせるプレーも必要。スピードを落とすとか、そういうのがバーレーン戦では足りなかった。そういう状況はこの先もあると思うし、意図的につなぐ時間も必要だと思う」

●MF橋本英郎(G大阪)
―フィンランドの印象は?
「リトマネンと対戦したい。自分がウイイレ(サッカーゲームのウイニングイレブン)で使っていた選手。能力のバランスが良くて、両足蹴れて、大事に使ってたんですよね(笑)。試合に出られればちょっと楽しみですね」
―でかい相手はやりづらい?
「あまり得意ではない。でもオーストラリアとはACLで5回ぐらいやっているので、慣れはだいぶある。ただ、オーストラリアは欧州でやっている選手がほとんどだし、そういうスケールのでかい選手とはやってないので、自分の中でどの程度か基準がない。出れれば楽しみ」

●MF香川真司(C大阪)
―1月の2試合を踏まえてどう?
「ミスが多かったと思う。でもミスを恐れたプレーはしたくない。積極的なプレーが少なかったし、そういうところを出せれば。いいサッカーを目指すけど、そう簡単にはいかないと思う。ひとりひとりの良さを出せればいい」
―1月の2試合は相手に引かれたが、フィンランド、オーストラリアは違う?
「俊敏性、スピードはあまりないと聞いている。動きの中で崩せれば。足元だけでなく、動いて攻撃できれば。あしたもそれは意識したい」

●DF田中マルクス闘莉王(浦和)
―左足の状態は?
「戻ってきている。グラウンドが悪くて、やりづらいところはあるけど。ボコボコしていて、ちょっと落ち着かない」
―フィンランド戦の意味は?
「個人的には久々だし、いいテストになる。いろいろ確認したいことはあるし、それは試合でしかできない」
―何を確認したい?
「チームとして戦えるかとか、自分のパワーを出せるかとか、そこを確認したい」

●GK川島永嗣(川崎F)
―仮想オーストラリアの相手だが?
「体格とかはオーストラリアに似ているところもあるし、セットプレーとかで高い相手にどう対応するかは局面として大事になる。でも一番大事なのはいつも通りプレーすること。あとは自信を持ってプレーすること」
―守備陣で集まって話したりはしている?
「特にそこまではしてないけど、練習の中でという感じ」
―セットプレーの守備は?
「マークは決めているし、壁に入る人も決めている。あとどうして欲しいかは練習でも話しているし、試合でも伝えていく」
―高い選手ばかりの相手だが?
「ユースのときにオーストラリアとやったりはしている。相手が大きいから、余計に自分が出るとか、そういう問題じゃない。周りのカバーとか、ロングボールを蹴らせないようにするとかは大事だけど、自分のプレーエリア、役割はそんなに変わらない」

(取材・文 西山紘平)

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