[4.17 第83回関東大学サッカーリーグ1部リーグ第2節 流通経済大 2-1 慶應義塾大 三ツ沢陸上]

　日本代表・岡田武史監督も注目する流通経済大のU-20日本代表DF山村和也(2年=国見高)が、5月下旬に東南アジアで行われる8人制サッカーの国際大会に出場するU-20日本代表に選ばれる可能性があることが分かった。この日、同点ゴールを決めるなど攻守に活躍した山村に対し、日本サッカー協会から遠征参加の打診があった模様。リーグ戦の最中だが同大の中野雄二監督は「リーグ戦途中だからいなくなる可能性もある。でも今、彼はグーンと伸びている選手。経験を積めば彼のためにもなる」と快く送り出す方向だ。
　山村はU-20日本代表として出場した今年のカタール国際ユース大会(1月)で大会MVPを獲得。20日から静岡県内で行われるU-20日本代表候補合宿メンバーにも選出されている。流経大・中野監督が「10年に1人の才能」と絶賛するCBは、日本代表・岡田監督もその名を口にするなど注目度が上がっている。日本代表のコーチングスタッフも視察したこの日の試合では的確なカバーリングと1対1で披露した強さに加え、果敢なオーバーラップで攻撃に絡むなどピッチを所狭しと走り回った。

　20日から始まるU-20代表合宿へ向けて山村は「プロの選手とできる機会はあまりない。どれだけできるか。自分のレベルが上がれば周りも楽になる。岡田監督には自分のいいところと悪いところを見てもらったり、教えてもらったりすることができれば」と合宿初日を待ちわびていた。

<写真>5月のU-20代表海外遠征にも選出される見込みとなった流経大・山村
(取材・文　吉田太郎)