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“飛び級”の17歳・加藤、積極的な攻撃参加

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[4.21 練習試合 U-20日本代表候補 1-1 流通経済大]

 練習では堅さのあった“飛び級招集”の17歳、MF加藤大(三菱養和SCユース)が練習試合で思い切った攻撃参加を披露した。前半、U-20日本代表候補の中盤中央でMF山本康裕(磐田)とコンビを組んだ加藤は果敢に前線へ飛び出し、29分にFW永井謙佑(福岡大)の右クロスを左足ボレーで狙ったほか、唯一年下のMF宇佐美貴史(G大阪)とワンツーを狙うなど攻撃面で存在を印象付けた。

 19日に行われたJFAプリンスリーグ(U-18)関東の流通経済大柏高(千葉)戦でチームを勝利へ導いてから中1日での試合。流経大柏戦直後には代表合宿へ向けて「(周囲が)年上でも関係ない。自分のプレーを出したい」と口にしていたが、その言葉通りに持ち味の運動量の多さとDFラインの裏のスペースを狙うパスでアピールした。

 今回の合宿で感じた課題はスピードへの対応だ。年上の選手にフィジカルで劣るため、接触プレーを避けなければ満足なプレーができない。だからこそ「予測を速くして対応したい」。予測を速くして相手よりも前でボールを触り次のプレーへとつなげること。合宿最終日の22日に少しでも課題を克服するつもりだ。
 2011年に行われるU-20W杯を目指す現U-18日本代表の主力は、Jリーガーを含む年上たちとの代表合宿から自分、チームのためにひとつでも多くのことを持ち帰り、成長を遂げる。

(取材・文 吉田太郎)

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