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U-17代表FW宮吉「ベスト4に入りたい」

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[5.13 練習試合 U-17日本代表候補 1-4 FC東京]

 都内で合宿中のU-17日本代表候補が13日、FC東京と練習試合を行い、1-4で負けはしたものの、FW宮吉拓実(京都サンガF.C.)がチーム唯一のゴールを叩きこんだ。

 1点リードされた前半21分、敵陣で相手のパスミスを奪うと、ゴール前中央から強烈なシュート。なかなか良い展開が作れなかった中、ゴール左隅に蹴り込みチームを勢い付かせた。「試合前は前からどんどん攻撃しようと話していた」という宮吉はFW宇佐美貴史(ガンバ大阪)と2トップで先発出場。サイドや後方に散らしたり、スペースに走り込むなどして前線で起点となった。前半のみの出場ながらも、同40分にはワンツーを決めて宇佐美のポスト直撃のシュートをお膳立て。物怖じしない存在感を見せつけた。4月20日から静岡県で行われた合宿にも招集されたが、左膝靱帯を負傷したため不本意ながらも辞退。だからこそ嬉しい1点となった。

 京都下部組織出身の宮吉は、高校1年時にクラブ最年少でのJデビューを果たし08年にはU-16日本代表にも選出。しかし、この日のゲームでは相手との差を感じていた。「いいところもあったけれど、チームとしてのミスも多かった。FC東京の人たちはフィジカルも強い。やはりプロの(第一線の)人々は思った以上に強かった」。10月に控えている「U-17 W杯2009」(ナイジェリア開催)での目標は極めて高い。「どこの国とやりたいとかはないけれど、ベスト4に入りたい」。明確な目標を見据えて、宮吉の挑戦は続く。

<写真>柔軟な動きでFC東京ゴールを目指したFW宮吉拓実

(取材・文 山口雄人)

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