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岡田ジャパン得点王だ、2戦連発の"新エース"岡崎「ここが本番じゃない」

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[5.31 キリン杯 日本4-0ベルギー 国立]

 FW岡崎慎司(清水)が2戦連発で岡田ジャパン得点王に躍り出た。2-0の後半15分、FW大久保嘉人が右クロスを上げると、ニアサイドに頭から突っ込んだ。「肩っぽかった。相手にも自分にも当たっていたし、微妙な感じ」と苦笑いしたが、ニアに飛び込む泥臭いゴールは“らしさ”全開。「速いボールにニアで合わせるのは自分の形」と胸を張った。

 これで岡田ジャパン6得点目。DF中澤佑二の5得点を抜き、単独トップに立った。6ゴールはいずれも今年に入ってから記録しており、いまやエースの貫録さえ出てきた。国際Aマッチ出場は11試合目だったが、先発は7試合目。その7試合で6得点と、ほぼ1試合1得点のペースでゴールを量産している。

 「ゴールは自信になるし、チームへのアピールにもなる。自分を試合に出してくれたら点を取るというのがないと、試合にも出れないし、ボールも出てこない」

 これまでW杯アジア最終予選は4試合に出場しているが、いずれも途中出場で、出場時間は43分にしか過ぎない。だが、FW陣に故障者が多い現状と岡崎の好調ぶりを考えれば、6月6日のウズベキスタン戦で先発のチャンスが来る可能性は十分にある。

 「ここが本番じゃない。大事なところで点を取れるようにしたい」。視線の先にあるのは運命のウズベキスタン戦。岡田ジャパンの“新エース”が、日本を4大会連続のW杯出場に導く。

<写真>日本FW岡崎
(取材・文 西山紘平)

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