beacon

攻撃空転も俊輔「きょうのジャッジじゃ無理」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.6 W杯アジア最終予選 ウズベキスタン0-1日本 タシケント]

 劣勢の展開で守備陣の奮闘が目立った一方、攻撃は空転した。何より主審の不可解な判定に苦しみ、日本らしいパスサッカーを見せることができなかった。だが、MF中村俊輔(セルティック)は「連動がどうとか、きょうのジャッジじゃ無理。きょうの試合は参考にならない」と一蹴。試合内容うんぬんよりも結果がすべての試合で、1-0で勝ったことの意味を強調した。

 「審判がどうとか関係なく、やるしかないから。不可解な、理解しがたいファウルがほとんどだったけど、そういうのにこっちが左右されずにプレーできて、その中で勝ち点3を取れたのはよかった」

 俊輔自身は股関節周辺の痛みの影響か、足の踏ん張りが利かないように倒れる場面もあり、らしくないミスも目立った。それでも自陣の深い位置まで戻って守備に貢献。チーム一丸となって勝利を目指した試合で、自ら献身的なプレーでチームを引っ張った。

 「中盤はタメがつくれなかったけど、みんなで必死に戻っていた。目に見えないところでみんな頑張っていた」。スタジアムの雰囲気や主審のジャッジ。過酷なアウェーの環境の中、自力でW杯出場権を勝ち取ったことにチームの成長を実感した様子だった。

<写真>試合後に笑顔を見せる日本MF中村俊
(取材・文 西山紘平)

TOP