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柏は井原采配が裏目に、「プラン通りいかない」

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[7.19 J1第18節 柏0-2G大阪 柏]

 采配が裏目に出た。柏レイソルは監督交代のショック療法も報われず、0-2の完敗。高橋真一郎前監督を解任し、この試合は井原正巳ヘッドコーチが代行監督を務めたが、チームを勝利に導くことはできなかった。

 0-2とリードを広げられた5分後の後半27分、MF栗澤僚一に代えてFW菅沼実を投入。5トップの超攻撃的布陣にしたが、逆に中盤がガラガラになり、攻撃がまったく機能しなくなった。

 井原氏は「結果論だけど、全員が裏に行きたい選手になってしまった。難しいというか、プラン通りにはいかない」と悔やんだ。GK菅野孝憲も「交代してから運動量も減って、2ラインになった。もう少し同じメンバーでやりたかった」と発言。チームはバラバラのまま敗れ去った。

 次節26日の鹿島戦からはネルシーニョ新監督が指揮を執るが、無駄にできる試合は1試合もなく、監督経験のない井原氏が代行指揮を執る状況自体が悔やまれた。

 菅野は「チームというより個人の問題」と言い、FW北嶋秀朗も「選手個々がしっかりしないといけない部分がたくさんある」と強調した。チームとしても個人としても、問題は山積している。ここからどこまで巻き返せるか。ネルシーニョ監督の手腕にかかる期待は高まるばかりだ。

<写真>この試合は代行監督を務めた井原コーチ
(取材・文 西山紘平)

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