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[スポ東]東洋大は完封負けで8位後退

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[10.18 関東大学2部第17節 朝鮮大 3-0 東洋大 朝鮮大グラウンド]

 第83回関東大学サッカーリーグ2部は18日、東京・朝鮮大学校グラウンドで朝鮮大と東洋大が対戦。ここまで7位の東洋大は、6位の朝鮮大との直接対決を制し上位進出の足がかりとしたかったが、0-3と完封負け。8位に後退した。

 立ち上がりから歯車は狂っていた。中盤をコンパクトに保ち、前線から激しいプレスを仕掛けてくる朝鮮大を相手に、ずるずると試合の流れを持っていかれてしまった。そして前半15分にセットプレーからゴールを許し、38分にも頭で決められ、0-2といきなり苦しい展開になった。シュート数がわずか1本に終わるなど、良いところが無く前半を終えた。

 しかし、後半開始から西脇監督は勝負に出た。調子の悪かったMF中里(国2・大宮Y)、MF勝野(国2・大宮Y)を下げ、攻撃的なMF阿部(国4・前橋育英)、そして攻守のバランスを保つためにDF石津(国2・大宮Y)を投入。さらに、これまでCBとして起用されることが多かったDF黛(国4・市立船橋)を4試合ぶりとなるFWにポジションチェンジ。システムも前半の4-2-3-1から4-4-2に変更して点を取りに行った。

 ボランチまで下がったMF本橋(国4・三菱養和SC)とMF宮崎(国4・湘南Y)を中心に長短織り交ぜたパスで朝鮮大の守備を崩しにかかる。前半の防戦一方だった展開がウソのような攻勢となり、ボール支配率、シュート数、どれをとっても朝鮮大を上回り、試合の流れをつかむことに成功した。
 
 さらにDF松本(国1・札幌Y)が左サイドを何度も突破し好機を演出。しかし、最後の詰めが甘く、なかなか点を取ることができない。すると前掛かりになったところを朝鮮大は見逃さなかった。後半28分にはカウンターから失点し、0-3。決定的な3点目を決められて意気消沈した。その後も押し込まれる展開が続き、結局点を奪えず試合終了となった。
 
 勝ち点の獲得はならなかったが、次節の上武大に勝利すれば2部残留が確定する。中里が累積警告で出場停止となるが、控え選手の奮起に期待し、すんなりと2部残留を決めたいところだ。

<写真>シュートを放つ菅沼(白)。奮闘も得点は奪えなかった

(文 スポーツ東洋・草なぎ裕吾)
(写真 同・酒井萌美)

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