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[コマスポ]駒大、次こそ4年生の意地見せる

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[10.24 関東大学サッカー1部第18節 中央大 2-1 駒澤大 埼玉3]

-4年生の気持ちを見せつけるとき-

 第83回関東大学サッカーリーグ1部・後期第18節は24日、さいたまスタジアム2002第3グラウンドで2位・中大と5位・駒大が対戦し、1‐2で駒大が敗れた。駒大は4年生主体で挑んで勝利を目指したがあと一歩、届かなかった。

駒大1-2(前半1-1)中大
<得点者>()はアシスト
38分:[中]新井(村田)
43分:[駒]山中(市川)
78分:[中]櫛引

<メンバー>
GK:岡大生[3]
DF:酒井隆介[3]、中山友規[4]、伊藤龍[4]、四方田翔平[4]
MF:金正也[3]、市川祐樹[4]、山中淳樹[4](→80分那倉夢人[4])、山崎健太[4]
FW:佐藤佳成[4](→71分湯澤洋介[1])、三島康平[4]


GK板倉健太[4]
DF亀井秀将[3]
DF塚越考樹[4]
MF佐光 塁[3]
MF金久保 彩[3]
※[ ]内数字は学年

 「気持ちが弱い!」。試合後、声を大にして語ったのは駒大の秋田浩一監督だった。この試合に懸けていた。「今日負けたら(インカレ出場が)危険になってくるので、この試合は、上級生を多く使った」と続けたと、指揮官が口にしたように、中山友規、三島康平をはじめ、途中出場の那倉夢人を含めると8人の4年生が出場した。「インカレに行けなかったらあと4試合で終わってしまう」という中山のこの言葉からも4年生のインカレに懸ける思いが強いのは明らかである。

 しかし、サッカーは気持ちの強ささがそのまま結果には出ないものだ。38分には、名古屋グランパス内定の新井辰也にヘディングで先取点を許すが、この試合で「4年生の気持ち」が1番出たのが43分に同点に追いついた場面だろう。三島がペナルティエリア付近で粘り市川へ、その市川のクロスを山中が合わせた。この通り全て4年生のみが絡んだプレーだった。

 このゴールに秋田監督も「(同点ゴールは)彼ら(4年生)の気持ちも出たのではないか」と4年生を評価。しかし、「負けては意味がない」と一蹴。やはりトップの試合は結果が全てだ、ということを痛感した瞬間だった。それぞれ学校の誇りを背負い、部員の代表で出場している選手達。同点ゴールの山中淳樹は「(次節は)本当に落とせない試合。全員で駒大サッカーを見せて勝ちたい」と力強く話した。

 駒大は4試合勝ちが無いが、慶大も敗戦。勝ち点27で並んでいる。駒大、慶大がもたついている間に国士大、早大に迫られいよいよ次節の筑波大戦は落とせないものとなった。「(これからは)4年間の思いをぶつけていく」中山が話すように残り4試合、4年生が熱きプレーを見せてくれるだろう。

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(文 駒大スポーツ・東條貴史)

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