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[コマスポ]駒大、シュート15本も勝ち星遠い

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-シュート15本の猛攻むなしく、5試合勝ち無し-

 第83回関東大学サッカーリーグ1部・後期第19節は3日、NACK5スタジアム大宮で駒大-筑波大が行われ、お互いにチャンスを決められず0-0でドローとなった。

駒大0-0筑波大
<メンバー>
GK:岡大生[3]
DF:酒井隆介[3]、中山友規[4]、伊藤龍[4]、亀井秀将[3]
MF:金正也[3]、笠井雄太[3]、山中淳樹[4](→71分湯澤洋介[1])、山崎健太[4]
FW:三島康平[4]、佐藤佳成[4](→75分那倉夢人[4])

GK板倉健太[4]、DF四方田翔平[4]、DF林堂眞[2]、MF市川祐樹[4]、MF金久保彩[3]
※[ ]内数字は学年


 4年生全員の頭が丸められていた。「けじめ…というか気持ちです」。主将の中山友規のこの言葉に、この試合にかける気持ちが表れていた。インカレに出場するために、もう負けられない駒大を象徴しているようだった。

 その気持ちの強さは、試合の所々に垣間見ることができた。「相手のワンツーやドリブルに対して粘り強くやっていくところは注意した」と中山が語ったように、この試合は立ち上がりから、駒大DF陣は筑波大の個人技などを織り交ぜたテンポの良い攻撃リズムに苦戦するものの、最終ラインをなんとか崩されず、あわや失点という1対1のピンチにもGKの岡大生が冷静に対処しゴールを割らせなかった。

 しかし、勝ちのほしい駒大は、粘りを見せる守備とは対照的に、攻撃に精彩を欠く。「(ボールを)取った後のフィードの正確性が雑で、せっかく取ったボールを失ったのが多かったので、出し手もそうだが、受け手ももっと自己表現した方がよかったと思う」と伊藤が話すように、なんとか前線までボールを運ぼうとするも、今一つチャンスを作りきれなかった。

 それでも、決定的なチャンスは何度か合った。前半25分には佐藤のミドルシュートはバーに当たる。そして終了間際にはFKを得たが、伊藤の思い通りの軌道を描いたボールは惜しくもポストに阻まれ、スタンドからの声援届かず、スコアレスドローで試合は終わった。

 「佐藤(佳成)のシュートがバーに当たり、伊藤(龍)のポスト直撃のFK、もったいない場面というか、サッカーの神様に見放されてしまった。もっと努力しないと」試合後、駒大の秋田浩一監督は、こう語った。

 これで5試合勝ち星無しとなった駒大。インフルエンザの影響で今節が延期になった慶大を抜いて4位にはなったものの、「(暫定でまた慶大に抜かれたとしても)3つ全部勝てばわからない。他の上位陣も直接対決があるので、3つ勝つしかない」中山のいう通り、残りの3試合は、他のチームの結果に頼る前にとにかく勝ち続けるしかない。

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大学サッカー
(文・駒大スポーツ 白瀬忠意)

以下は試合後のコメント

●秋田浩一監督
「(勝てなくて)残念だった。勝ち点3を取りたかった。(ディフェンスに関して)危ない場面があったが粘れるディフェンスが出来ていた。誰でも出来ることを徹底しないといけない。それができれば次につながる」

三島康平(法4)
「チームで徹底した仕事ができていなかった。守備陣が無失点に抑えていたのに攻撃陣は点を取れなかった。残り少ない? 3試合しかないので結果にこだわって戦っていきたい」

伊藤龍(社4)
「勝ち点3という結果が欲しい中で結果を出せなかったのが残念だった。(FKについて)ヤマケン(山崎)と相談して自分が蹴った。あの角度は自信があったが練習が足りなかった。インカレに出るためには残り3戦勝たないといけないのでしっかり勝っていきたい」

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