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[コマスポ]駒大が5試合ぶり勝利! インカレあきらめん

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-「完璧なゴール」で5試合振りの勝利!-

 関東大学サッカーリーグ後期第20節は7日、川口市青木公園陸上競技場で駒大‐法大が行われ、駒大が、後半の1点を守りきり、5試合ぶりの勝利を飾った。

 
 キックオフ1時間前、いつも通りピッチで選手がアップを開始すると、普段スタンドから共に戦っている部員が応援を開始する。お馴染みの応援歌が流れる中、「これはいつもと気迫が違う」と会場中の誰もがそう感じられた瞬間だった。

 駒大は前節チーム最多の5本のシュートを放ったFW佐藤佳成から、山中淳樹がFWへ。金久保彩が右MFと選手の入れ替えが行われた。このことについて秋田浩一監督は「勝ちがないのでリフレッシュしようかと思った」と意図を説明した。

 開始直後は法大に押し込まれる場面もあったが粘り強く守り続け、奪ったボールは、前線の三島康平にボール当て続ける。前半最大のビッグチャンスは、31分金久保から裏へ抜け出た山中に渡ると中へクロス、中の三島へ。惜しくもDFにカットされるが、裏へ抜け出てそこから早い「駒大らしさ」が出た場面だった。

 後半は、62分に佐藤を投入。「(佐藤は)ヘディングはもともと弱くないから三島の負担を減らしたかった」秋田監督の思惑通り、駒大はそこから一気にペースを掴む。前線のポイントが2つになったことで法大のディフェンスも困惑。68分には金久保の絶妙なクロスに佐藤が合わせるが、ゴール右。選手交代の策は確実に当たっていた。あとはフィニッシュの精度だけである。

 そして74分、左サイドからDF亀井秀将の縦パスをMF山崎健太が持ち込むと中へ切り返しシュート。ボールは外から巻くような弾道を描きネットへ叩き込み先制。山崎本人も「得意な形で弾道も良く完璧だった」と称賛するまさしく「ゴラッソ」だった。

 残りの時間は疲れの見えたボランチ笠井雄太を下げ、市川祐樹を投入するなど危なげなく逃げ切り、駒大は5試合ぶりの勝ち点「3」をゲットした。

 駒大の試合のあとで慶大も勝利したため勝ち点差は1のまま。さらに慶大は延期となった国士大戦を11日に控えているため結果次第では5位になる可能性もある。しかし秋田監督は「自分達が負けると上への権利が無くなってしまう、(他力に頼る前に)とにかく3つ勝つ」とあくまでも勝ち続けることを強調。決勝点の山崎は「結果にこだわってインカレに行きたい」と語った。

 「人事を尽くして天命を待つ」-。残り2試合、インカレを目指す選手達の熱き戦いからますます目が離せない。

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(文 駒大スポーツ・東條貴史)

以下、試合後のコメント

山崎健太(営4)
「(得点シーンは)1人かわした時点で打とうと思った。弾道も良く完璧だった。自分の得意な形なので決められてよかった。(次も)結果にこだわって勝ってインカレにいけるようにたい」

●中山友規主将(政4)
「全体的には結果的に粘って1点取って勝てて良かった。ミスは多いけれど皆やるべき事をやろうとしているので、あとは質を高めればいいと思う。そうすれば勝てると思うので、そこを徹底していきたい。(次節へ)勝って、インカレへいきたい」

金久保彩(経3)
「この試合に勝たないとインカレも危ないので、まだ4年生とやりたいというのもあるので、気持ちを込めて戦った。1点が欲しかったので、勝利につながるようにどんどん前に仕掛けようと思った。次もチャンスがあればチームのために頑張りたい」

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