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[コマスポ]駒大、インカレ出場なるか。21日は運命の早大戦

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 第83回関東大学サッカーリーグ後期第22節は21日、西が丘サッカー場で午後1時50分から早大-駒大が行われる。

 前節21節で、先制を許しながらも東海大に鮮やかな逆転勝利をみせ、インカレ出場に王手をかけた駒大。インカレ出場を賭けて対戦する今季リーグ戦最後の対戦相手は、現在7位の早大である。

 その早大は、前節の早慶戦に0-1で敗れたため、順位を7位に落とし、最終戦を前にインカレ出場の可能性が消滅してしまった。インカレ出場を目前にしている駒大と比較すればモチベーションの低下は否めないが、早大としては来季につながる最終戦を勝利で締めくくりたいと選手達の意識はひとつになっているはずだ。

 早大の要注意人物は、来年度の横浜F・マリノス入りが内定しているMF松本怜(4年)。左サイドからゴールに迫り、決定的な仕事をする、早大の誇る高速アタッカーである。最近はFWとして起用され、得点こそないものの、相手ゴールを脅かしている。また、その松本とツートップを組むFW反町一輝(4年)も第20節流経大戦で1得点1アシストを記録するなど侮れない。

 対する駒大は、インカレ出場を前に19節まで勝ち星が無く、足踏み状態が続いていたが、第20節で法大に久々の勝利。続く前節も勝利し、いよいよインカレ出場まであと1勝と迫っている。ただし、前節既に降格が決定していた東海大に、不運な形とはいえ先制点を献上するなど"甘さ"も露呈。秋田浩一監督も「ここで勝てなければインカレにいけないのに、そのわりにはだらしないと言うか、気持ちがこもっていないと感じた」と、不満を口にしていた。

 早大は、先取点を取られて簡単に引っ繰り返せるほど楽な相手ではない。前期の対戦では一度逆転しながら終了間際に失点し、引き分けに持ち込まれたただけに、細心の注意を払う必要があるだろう。まずは立ち上がりからしっかりと集中して試合に入りたい。中山友規を中心とした守備陣が持ち前の粘り強さを発揮すれば、早大の攻撃をシャットアウトすることも不可能ではないはずだ。

 インカレ出場を目前にした駒大と望みが潰えた早大。両チームが背負っているものは対象的だが、1戦1戦に懸ける魂の重みはどちらも変わらない。明日の西が丘、果たして駒大は"インカレ"という光輝く舞台へのチケットをつかむことができるのか。

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(文・駒大スポーツ 高橋太賀)

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