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5連敗からの救世主、中田「最後に恩返しできた」

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[12.5 J1第34節 浦和0-1鹿島 埼玉]

 不振にあえぐチームの救世主になった。鹿島アントラーズのMF中田浩二は5連敗後の10月17日の磐田戦からボランチで先発に定着。ラスト6試合にフルタイム出場すると、チームも5勝1分と再び上昇気流に乗り、3連覇への道を突き進んだ。

 昨年6月にバーゼル(スイス)から復帰したが、同年4月に手術を受けた右ひざの状態が思わしくなく、9試合の出場にとどまる中、同10月に右ひざの再手術を受け、長期離脱を余儀なくされた。今年5月に戦列に復帰してからも、なかなか出番に恵まれない状況が続いたが、最後の最後でチームの大きな力となった。

 「去年はなかなか結果が出せなかった。呼んでもらって復帰したのに、チームは優勝したけど、何の貢献もできなかった。今年もなかなか出場できなかったけど、最後にこうやって貢献できて、いろんな人に恩返しができたかなと思う」と安堵の笑みを浮かべていた。

<写真>鹿島MF中田
(取材・文 西山紘平)

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