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[大学MOM46]駒澤大MF山崎健太(4年)_1G3Aにも不満

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[大学マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.20 全日本大学選手権1回戦 駒澤大4-0新潟医療福祉大 熊谷陸上]

 貴重な先制点を含む1ゴール3アシスト。全得点に絡む活躍にも駒澤大のMF山崎健太(4年)は満足しなかった。「全然ダメ。セットプレーでもミスキックの方が多かったし、もっとミスを減らさないといけない」。4発快勝の殊勲者は厳しい表情を崩さなかった。

 マンツーマンマークで厳しい守備網を敷いてきた新潟医療福祉大。それでも「うちは相手に走り負けない自信がある。マンツーは嫌じゃない」と、逆に機動力でかき回す。空中戦に強いFW三島康平をターゲットにして相手を押し込み、その周囲を山崎らが駆け回った。

 前半36分に貴重な先制点を決めると、1分後には右クロスで2点目をアシスト。サイドの裏のスペースに何度も飛び出し、ゴール前にクロスを供給した。後半21分にはFKでFW三島康平のヘディングシュートをアシスト。同34分にも今度は素早いリスタートから左サイドを抜け出し、再び三島のゴールをアシストと「山崎→三島」のホットラインが相手守備陣を切り裂いた。

 全得点を演出しての4発快勝。それでも喜びを見せないのは「優勝が目標」だからだ。「トーナメントは勝たなきゃ終わり。最後まで勝って終わりたい」と頂点をにらむ。「これからどんどん駒大らしさを出せれば」。本領発揮はこれからだ。

<写真>前半36分、先制点を決めた駒澤大FW山崎健太(左)がガッツポーズ

(取材・文 西山紘平)

特設:大学選手権09

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